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マッコウクジラを購入されたお客様の声

  1. 鈴印と人
  2. 273 view

お客様の声は私たちの励みです。
それはきっと不安があるからかもしれません。
なぜなら自分たちでは最高だと思っていても、それを実際に使う、つまりご自身のものとして手に入った時のお客様の感想はわからないからです。
「思ったほどじゃなかった」「たいしたことなかった」「もっと良いと思ってた」・・・なんて思われたちゃったら申し訳ない。
なのでご連絡があった時は、本当嬉しいんです。

そのお声は、お店に足を運ばれる方からは直接伺えますし、またインターネット販売においても鈴印はやりとりを多くさせていただいてますので、その流れからご連絡いただくこともあります。
お店では直接お会いするので、雰囲気で言葉以上の情報量を交わすことができますが、特に気になるのはネットでのご注文の場合です。
情報は届いた文章のみですから、毎回結構緊張しているものなんです。
だからこそ、嬉しいお言葉が並んでいたりすると、本当何回も読み返してしまいます。
今回はそんな内容の掲載をご快諾いただきましたので、ご紹介させていただきます。

 

マッコウクジラを購入されたお客様の声

今回のお客様は、マスターピースのマッコウクジラ印章をお求めのお客様でした。

完成し、お手元に届いた後、以下のようなメールをいただきました。

 お世話になります。

印鑑を拝受しました。
版下データよりも現物は更に良いものに仕上げて戴いて感謝しております。
また,捺印した際の印影も綺麗で必要以上に試し押しをしてしまう程満足しております。
そして,印材も現物を手にとると写真よりも綺麗で印材在庫が限られており非現実的かもしれませんが,銀行印等の他の印もマッコウクジラにしたい位です。

一方で,インターネットでの販売ながら,製品満足度が高いだけではなく,貴社の御対応も非常よく
今後も印鑑を購入する際には貴社にお願いしたいと考えております。

以上,簡単ではありますが御礼迄。

冒頭でも書いたように、変な話、発送の段階では祈るような気持ちがあったりもします。
だから何回も何回も読み返しちゃうんです。

せっかくですから今回は、製作の際に私が思っていたことも合わせてお伝えしたいと思います。

 

お声をいただくまでのプロセス

マスターピースの印のため、当然代替えもありませんから、彫刻においては特に気を遣っていたのが、今となってはいい思い出です。
またご注文の際に詳しくご要望をお聞かせくださいましたので、それらを120%踏まえつつ、判下を書く際もかなり多くの辞書を回遊しました。

ちなみに判下を書く際に意識することは、印面の大きさと、お名前を組み合わせた際の整合性です。
極端に言えば、全てが同じ文字で構成されればバランスは自ずと取れますけど、そんな方はいませんからね。
1文字1文字個性があるので、それらを調和させることを何よりも大切にします。
それでも困った時には先人の知恵をお借りします。
鈴印で代々伝わる文字のデザインの手法がありますので、それら全てを駆使して書き上げました。
今見ても、自分なりに美しくデザインされていると思っています。
でも申し訳ありませんが、個人情報の観点から掲載はご遠慮させていただきます。

印稿製作→判下製作→転写→荒彫り→仕上げ

の完全手彫り工程を経て完成。
お時間もご猶予をいただきましたので、気持ちが最高に乗っている、言い換えるなら彫りたくて仕方ない気分になった時に一気に進める感じでした。
マッコウクジラに関してはこれまでの述べていますが、とにかく硬いんです。
普段毎日彫っているのに、クジラを彫ったあとは手先が筋肉痛になるほど。
当然刃物も途中でヘタりますから研ぎ直すなど、作り手としてはなかなかです。

だからこそ逆に完璧に仕上げることで切れ味鋭い印に仕上がり、その分綺麗に捺すことができます。
印は柔らかい方が捺しやすいと思う人が多いんですが、実は硬い素材の方が沈み込みが少なく、芯を食ったように綺麗に捺せるんです。
象牙やマッコウクジラなどの手彫りができて硬い素材は決してお安いものではありませんが、その気持ち良さは他の追随を許しません。
そこが良い印材の大きな特徴と言っても過言ではないんですね。

話が逸れちゃいましたが、上記のような工程を経て完成した印章でした。
そんな感じで、特に思い入れ深く彫り上げた印章でした。
だからこそ余計ですね。

 

マッコウクジラを購入されたお客様の声のつづき

上記メールに対してこちらから返信をさせていただいたところ、また以下のようなメールをいただきました。

お世話になります。

個人の実印を購入する機会は通常1回,多くても2回程度であり,
ましてや複数の店舗でベンチマークしている方も訊いたことがなく,
実店舗に訪問していない状態で実印を購入することは不安でした。

当初はインターネットでの購入にも躊躇しておりましたが,
近年減少傾向にある手彫りが可能な業者(手仕上げのみや,PCフォント流用ではなく),
開運商法をしていない業者,チェーン展開をしていない業者,
前々から気になっていたマッコウクジラの印材を取り扱っている業者等を条件にして,
探している際に貴社のブログを拝読させて戴き非常に有益な情報源でした(未だに拝読しています)。

一方で,次回購入検討の際には御相談させて戴くかもしれませんが宜しくお願いします。

 

こちらは私の迷いが吹っ切れるほどの内容に溢れていました。

鈴印は創業より手書き文字と手彫りにこだわっていますが、決して楽ではありません。
技術を身につけるまでも時間がかかりますし、また上を見続けてもキリがない。
もちろんその基本を変えることはありませんが、一方で安くて早いご要望があるのも事実です。

印章と運勢は切っても切れないと考える方も多いですが、鈴印が創業した当時はそのような概念はなかった(私の親父の代の時に始まった流れ)ため、こちらも積極的には行っていません。

事業を行なっているとそんな諸条件の取捨選択を日々迫られますので、「どうしようかな?」なんて迷いが出る時だってたまにあります。
でも今回のメールを拝読して、やはり今までの方向性が間違っていないことが確信できました。
自分たちの仕事に自信を持つってよく言われますけど、これがなかなか大変でもあって、でもちょっとしたきっかけで腹に落ちたりもするので、やはりお客様あってですね。

 

最後に

日々多くの嬉しいメールをいただき、ありがとうございます!
なかなか全てはご紹介できませんが、全て社員一同で目を通しては、その都度喜んでいます。
やはりお客様の声は私たちの励みですね。
それと共に、日々お客様に育てていただいていると感じる瞬間でもあります。
改めまして御礼申し上げます。
ありがとうございました。

 

お客様の声はこちらから>

 

鈴印

〜印を通してお客様の価値を高めたい〜

鈴木延之
代表取締役:株式会社鈴印

1974年生まれ。
A型Rh(+)

1932年創業、有限会社鈴木印舗3代目にして、現プレミアム印章専門店SUZUIN代表取締役。専門店として、印章(はんこ)を中心としたブログを毎日発信。本業は印章を彫る一級印章彫刻技能士。
ブログを書き出したきっかけは、私の親父が店頭で全てのお客様に熱く語っていた印章の価値や役割そして物語を、そして情報が散見する中で印章の正しい知識を、少しでも多くのみなさまに知っていただきたいから・・・
だったのに、たまに内容がその本流から全く外れてしまうのが永遠の悩み♡

一級印章彫刻技能士
宇都宮印章業組合 組合長
栃木県印章業組合連合会 会長
公益社団法人全日本印章業協会 ブロック長

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