お店を多くの方に知っていただくために不可欠なのが広告です。
そのためどの企業も何らかの広告を発信しています。
莫大な資金があれば、際限なく使える広告費かもしれませんが、我々にはなかなか難しい。
なので費用対効果を考えるもの経営者の仕事だったりもします。
最近ではネットの発達によって、どんどんそっちに向かっている広告。
一方でアナログの最たる広告といえばタウンページではないでしょうか?
子供の頃はよく電話番号や住所を調べるために使っていましたが、最近ではもう10年以上開いた記憶がありません。
もちろん自分の常識は他人の非常識ですから、もしかすると誰かの目に止まるかも?
なんて考えもあったんですけど、さすがにぼちぼち終了かと判断しました。
タウンページ物語
現在、タウンページにこんな広告を出しています。
果たしてこのブログの読者の方で、見たことある人いるんでしょうか?
ちなみにワタクシ自身では、このブログを書くに当たって初めて見ました。
そんなタウンページ広告ですけど、お店が長い関係からか色々な物語がありました。
もしかしてブログに書いてるかも?なんて調べてみるとありました。
今から10年以上前、ブログ投稿の記念すべき2記事目。
文章の意味がよくわからんのですが♡
要するに、ブログを宣伝するためにタウンページで宣伝しようと考えていたようです。
10年って凄いっすね、、、汗
もちろんその前にも物語があります。
古くは親父と喧嘩したりとかw
せっかくなんで、そんなお話を。
うちのお客さんはタウンページを見る人が多いんだよ!
当時は毎月5万円ほどの費用を払っていました。
ワタクシが経理をやるようになり、あまりに高いんで親父に進言。
すると帰ってきた答えがそんな感じでした。
当時はまだネットがそれほど普及していませんでしたから、親父の言うことも一理あります。
ちなみにその頃からワタクシはネットで調べていましたけど、親父はタウンページを最初に出していました。
ワタクシ的にはちょっとPC立ち上げれば調べられるものに、なぜ毎月5万円も払わないといけないの?なんて疑問。
この頃からデジタルとアナログの戦いがあったようです♡
確かに当時は一理あったんです。
そのバランスが大切なんだ。
もちろん学んだことも多かったです。
とはいえ・・・
そのためワタクシの代になって初めて着手したのがタウンページの縮小でした。
ところが実際には親父の言葉がよぎって結局小さくすることができず、デザインを大幅変更するだけとなりました。
でも毎年更新のたびに悩みました。
本当に効果があるのか?
だって高いんだもん。
そのため翌年に向けて効果測定を始めたんですね。
来られるお客様に「鈴印を何で知ったか?」を聞くことにしたんですね。
すると意外なことに「タウンページ」って答えが多かったんですよ。
つまり費用対効果が高かったって結論になりました。
効果測定を続けると面白いもので、徐々に「ネットで」っていう方が増えていったんですね。
とはいえ0人ではないですから、サイズの縮小を考えました。
すると強烈な引き留めのための割引ご提案をいただき、サイズは現状維持。
しかも更新時期の前になると必ず・・・
そんなことを繰り返し、ついに数年前に冒頭の広告まで縮小したわけです。
この内容で響く人がいるの?なんて疑問を持ちつつ、とにかく支払いの桁を変えたかったんですね。
親父の言葉お店が小さくなったと思われるも、実際に年間1人にまで減っていましたので、気がつく人がいないって結論でした。
そのため広告費は1/10までに減らすことに成功しました。
そして迎えた今年の更新。
「タウンページを見た人」記録も連続0人が3年目を迎えました。
「もう止める」
そう決意して臨んだ交渉。
すると想像以上の一撃が・・・
衝撃的な安さをご提案いただきました。
別に払ってもいいかな?って金額です。
とはいえその金額よりも肝心な、考えるという時間をこれ以上消費するのが辛かった。
だって誰も見ていないんだもん。
なのに毎年社内で検討会議。
可能性を求めればキリがありません。
でも利用者は年間0人。
潮時でした。
最後に
今回のブログを書こうとタウンページを探しました。
ワタクシ保管場所がわからず、スタッフに教えてもらいました。
すると・・・未開封。
しかも最新のは見つからず♡
ワタクシ的には長い戦いが終わったような満足感だけが残りました。
もちろん今でも見ている人はいると思います。
とはいえ莫大な広告費が使えるわけではありません。
費用対効果を考え出した結論でした。
ということはタウンページのおかげで広告費と言う概念ができ、効果測定するという行動が始められたことは間違いありません。
その意味では感謝の気持ちでいっぱいです。
長い間お世話になりました。
そしてもしタウンページで鈴印を毎年ご覧いただいている方がいるとしたら、これだけは伝えておきたいと思います。
タウンページは去りましたが、お店やめてません。
今だに残る親父の残像♡