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花嫁の友人から、夫になる方へ、旧姓の印の贈り物

  1. 鈴印と人

今までにない形の印章の贈り物でご来店いただいたお客様がいらっしゃいました。
せっかくですのでご紹介したいと思います。

花嫁の友人から、夫になる方へ、旧姓の印の贈り物

そのままのお言葉が一番伝わると思いますので、まずはそのままお伝えします。
その方は女性のお客様でした。

お客様
今回、私の友人が結婚することになったんです。
なので旧姓の印を作っていただきたいんです。

ワタクシ
失礼ですけど、何に使うんですか?

お客様
それをご主人になる人に贈ろうと思うんです。
彼女の旧姓をずっと大切にしていただきたいなって。
その姓があったからこそ今があって、そしてこれからもあると思うんです。

印章が分身と言われる所以ですね。

私自身は奥様の実家が近所というのもあって、日頃から良いお付き合いをさせていただいてます。
子供たちもいつもお世話になってますしね。
一方で、もし遠方で暮らしていたとすると、どうしても疎遠になっていくと思うんです。
そんな時に旧姓の印を見て、ふとごご実家のことを思い返すのって大切だなと。

貴重なご提案をありがとうございました。

最後に

印章になんとも言えない不思議な力を感じるのって、この苗字や名前が彫ってあることに他なりません。
自分のアイデンティティでもある名前が彫ってあり、捺した先に責任がある。

相手に言われて作ることが多い印ですが、このように能動的にご活用されるのも1つだと思いました。
使い方は自由ですから、あなたの価値観や考え方をぜひ、私たちにも教えてください。
ありがとうございました。

鈴印

〜印を通してお客様の価値を高めたい〜

鈴木延之
代表取締役:株式会社鈴印

1974年生まれ。
A型Rh(+)

1932年創業、有限会社鈴木印舗3代目にして、現プレミアム印章専門店SUZUIN代表取締役。専門店として、印章(はんこ)を中心としたブログを毎日発信。本業は印章を彫る一級印章彫刻技能士。
ブログを書き出したきっかけは、私の親父が店頭で全てのお客様に熱く語っていた印章の価値や役割そして物語を、そして情報が散見する中で印章の正しい知識を、少しでも多くのみなさまに知っていただきたいから・・・
だったのに、たまに内容がその本流から全く外れてしまうのが永遠の悩み♡

一級印章彫刻技能士
宇都宮印章業組合 組合長
栃木県印章業組合連合会 会長
公益社団法人全日本印章業協会 ブロック長

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