やはりなんだかんだ言って、お客様からのお言葉ほど励みになるモノはございません。
今回はこんなお言葉をわざわざ頂戴致しました。
こないだ、ある法人設立の為に人数集まって実印を押し合いました!
びしーーーっと、印影がキレイに写って
「俺のが一番すげぇ実印だぜ」って押した後に思いました。
※写真はイメージです
なんかとっても嬉しい気持ちになるモンですね!
それにしてもこのお言葉って、体験された方しか感じられない感覚かもしれません。
実印を押すシチュエーションって、決して単独ではありません。
当然ながら相手様もいらっしゃいます。
しかしそれだけとも限らないんですね。
今回のお客様のように、何人か集まって1枚の書類に実印を押し合うってシチュエーションもございます。
普段ある程度勝手知ったる方々と一緒に実印を押す、そんな状況も時にはございます。
私は常々、その方が使っている実印はその方の「証」だと考えております。
自分の分身なんて言われる所から「証」でもありますし
契約の際に全てを認めた意味で押すのが実印ですから、その意思の証明、つまりは「証」になります。
どれだけその契約に対して強い想いをお持ちでも、言葉だけで全てを表現しきれる物ではございません。
逆にどれだけ想いを語っても、最後に押される実印があまりに簡易な物だったらいかがでしょうか?
そしてその状況が普段よく知ってる方々と一緒だったらどうでしょうか?
どんなに仲の良い関係でも、多分事前にお互いの実印を見せ合う事ってないと思うんです。
だからこそ、その場限りの一発勝負みたいな側面もございます。
もちろん実印によって想いの程度が変わるとはいいませんが、仮に5人で押す場合
周りの4人はきちんとした実印だった。
そして自分だけ三文判だったらどうでしょうか?
多少なんとなく居心地の悪い感覚に陥るかもしれません。
逆はどうでしょう。
5人中4人が三文判、自分だけフルネームの大きな実印。
勝ったぜ!ってより、この事業が成功するのか?っていう不安の方が強く感じられるかもしれません。
つまり契約の際に押す実印は、相手に自分の想いと自信と責任感を伝える物なのです。
それが実印が「証」である証明です。
そして「証」がちゃんとしているからこそ安心感を与え、その事業がより順調に進むために勢いをつけるものになります。
誰だって不安のある相手とは組みたくありませんよね。
そして不安な人間だとも思われたくないです。
でも新たに始める事業は当然未知数です。
だからできるだけ力のある、安心感のある相手と共に進みたいと思います。
全員がみなちゃんとした実印を押すような事業は、もうそれだけで成功が約束されているような物です!
だってみなさんがそれぞれに「俺のが一番すげー実印だぜ!」「この契約に対して想いが強いんだぜ!」って思いながら契約されるんですから。
たかが実印、されど実印です。
だって実印を押す事、それこそが事業がスタートする合図なのですから。
あかし 【▽証】
《「灯(あかし)」と同語源》ある事柄が確かであるよりどころを明らかにすること。証明。証拠。「身の―を立てる」
デジタル大辞泉の解説より