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墨の色は種類によって違う

  1. 社長ブログ
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気がつけば書にどっぷりハマっています。
これまで外での活動しか興味がなく、インドアの趣味は0。
なのにまさかここまで楽しくなるとは・・・
これもきっと出会い、つまり人との相性なのかもしれません。

また環境のよって影響も受けるものです。
過去には仕事柄もあって篆書にどっぷり浸かっていましたが、教室に通うようになってからは楷書や行書に興味が移りました。
そして今は、薄墨の書にかなり惹かれています。
あのなんともいえないアートな感じを自分でも表現してみたくなったのです。

墨の色は種類によって違う

薄墨って、写真のようにぼんやりと滲んでいる文字です。
これが墨の種類によって、また紙によってかなり変わってくる。
「次は薄墨を書きたい、墨は何を買ったらいいの?」
なんて聞くと、早速それぞれの違いを教えてくれました。

そもそも墨のほとんどが、日本製が中国製のもの。
日本製を「和墨(わぼく)」、中国製を「唐墨(とうぼく)」と呼ぶそう。
また産地を問わず、グレーの「松煙墨(しょうえんぼく)」、ブラウンの「油煙墨(ゆえんぼく)」に分かれるそうです。
そして薄墨の書に適するのは、松煙墨。
青白いグレーが美しい。

ちなみに以下はブラウン系の油煙墨。

写真じゃわかりにくいんですが、私自身も馴染みのある色合いです。
次に松煙墨は以下の写真左の2枚。

まあ写真じゃよくわからんです♡

そんな感じで色々な墨を擦っていただき、比較したのが冒頭の写真。

水で少しだけ擦って書くと、このような濃淡が出ます。
でこの濃淡が墨の種類だけじゃなく、擦る量だったり、紙によっても違ってくるという、とても深い世界。
そして美しく表現できるものほど高い^^;

ちなみに以下の画像が最高級墨の「龍神」

筆で書いた部分に芯が残って、その周りが綺麗に滲んでいます。
まあでも墨1個で10万円。
高くて手が出ません。

そんな中おすすめいただいたのが以下。

「黄山松煙」
中国製の松煙墨。

墨は古いものほど膠が固まって、濃淡はくっきり出るんだそうです。
でもなかなかのお値段^^;

まずはこのあたりからスタートしてみようかな。

最後に

啓桜書道教室さんは、入ると正面に巨大な薄墨で書かれた文字が飾ってあります。
写真撮り忘れた。
毎回それを見ているんで、影響を受けちゃったのかもしれません。

そして今の目標は、のし袋の表書きを黄山松煙で書いてみたいなと。
今まではなんとなく墨を薄めて書いていましたが、ちゃんと狙った色合いが出せたらカッコいいよなって。

改めて書の奥深さを感じていますが、面白くて仕方ないのは歳のせいもあるのかもしれません。
まあ私の場合、書の技術と知識の向上は、そのまま仕事にも直結するから余計なのかもですね。
ハンコの世界はグレーの概念がない、白と黒のモノクロの世界です。
だからこそ余計惹かれますし、またそのグレーから受ける影響がハンコにどのように作用するのかも興味津々。

それにしても墨といい、紙といい、筆といい、硯といい、知っていくとお金かかりますね♡

 

鈴印

〜印を通してお客様の価値を高めたい〜

鈴木延之
代表取締役:株式会社鈴印

1974年生まれ。
A型Rh(+)

1932年創業、有限会社鈴木印舗3代目にして、現プレミアム印章専門店SUZUIN代表取締役。専門店として、印章(はんこ)を中心としたブログを毎日発信。本業は印章を彫る一級印章彫刻技能士。
ブログを書き出したきっかけは、私の親父が店頭で全てのお客様に熱く語っていた印章の価値や役割そして物語を、そして情報が散見する中で印章の正しい知識を、少しでも多くのみなさまに知っていただきたいから・・・
だったのに、たまに内容がその本流から全く外れてしまうのが永遠の悩み♡

一級印章彫刻技能士
宇都宮印章業組合 組合長
栃木県印章業組合連合会 会長
公益社団法人全日本印章業協会 ブロック長

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