不思議に思ってる方も多いんじゃないでしょうかね?
ちなみにワタクシも最初聞いた時は「えーーー?」って感じでした。
武井咲=たけいえみ
何で?「さき」じゃないの?
しかしながら今回、その謎が解けましたんでご紹介したいと思います。
教えてくれた方はもちろん、お名前を扱う専門店の、同業の印章店さんの方です。
しかも見た目かなりチャラい♡
それは余計♡
武井咲さんの文字はなぜ「さき」ではなく「えみ」と読むのか?
ちなみにワタクシ武井咲さんご本人でもありませんし、名付け親でもございません。
そのため文字の成り立ちという側面でご理解いただけたらと思います。
まずは教えていただいた内容をご紹介したいと思います。
「『咲』という文字は、実印などに使われる篆書の文字だと『笑』と同じだからなんです」
ここだけ読むとチンプンカンプンかもしれませんね。
現在使われる漢字は、もともと秦の始皇帝が統一してできた文字、篆書がルーツになります。
これが紀元前200年くらいですから、今から2200年も前のお話。
そしてその間に文字は様々な変化を遂げているってワケ。
この話を突っ込んで書くとそれだけで長文になってしまうんで、ここでは現在の全ての文字=文字の全てのルーツではないってことだけ理解してください。
そんなワケでまずはワタクシが文字を作る際に使う辞書「新常用漢字印章辞林」を調べてみました。
ね。
だから「えみ」。
ちなみに文字の字源を調べてみましょう。
参考にしたのはこちら。
咲は古い用例はなく、もとの字は笑で、「わらう」の意味であった。
常用字解より引用
つまり咲=笑
笑=えむ=えみ
そんな流れになりますかね。
最後に
漢字はとにかく長い歴史の中で現在の文字になっています。
変化や進化しているって意味では、渡辺さんの「辺」の文字が膨大なのもその影響。
これが案外調べだすと面白いんですよね。
もしご興味があるようであれば、同じでも以下なんかはお手頃で良いかもしれませんね。
ただ上記だと文字数も少ないんで、逆にがっつり調べたいって方は、ご予算が許せばこっちかな。