本日、年内最終営業日となりました。
まあ改めてみなさんにお伝えする話じゃないかもしれませんけど、鈴印は年始に「今年は断捨離」を掲げてスタートしたんですね。
っていうのも私が鈴印の代表になってからは、商品もやることもひたすら増やし続けました。
その結果、増えすぎて何が何やら・・・
そんなワケで全てを一度整理整頓して、分かりやすくしようと思って断捨離決行でした。
最初は片っ端から不要なモノを捨て出して、それはそれは楽しく清々しい気分だったんですけど、それが徐々に苦しいモノに変わっていくから不思議です。
断捨離して感じた本当の意味
断捨離って聞くと、不要なモノを捨てるイメージですよね?
ちなみにWikipediaによると
不要な物を減らし、生活に調和をもたらそうとする思想
上記リンクより
やはりそうですね。
ところが、続けていくとそれだけに収まらないんですね。
そんなコトをふと思い、文字を改めて見直してみますと
- 断つ
- 捨てる
- 離れる
で断捨離。
その中で一般的な解釈はその中の「捨てる」ですよね。
これは非常に楽しい。
例えば邪魔でしょうがなかった看板の撤去だったり、必要以上に増えすぎた本や紙をスキャンして削除等・・・
まあ要するに大掃除段階ですのでモノが減っていく快感に包まれていたんですね。
ところが、スッキリしてくると見えてくる次への展望。
これまで山ほどのモノに埋もれて見えなかった色々な不調和が突然明るみに出てきます。
するとそれらを一度手放さないといけない状態に陥ります。
本当は離したくないんだけど、次への展望のために離さざるを得ない。
大切なモノだったり、大切な・・・
そうして次なる展開は、断つ。
自分がこれまで自由にやってきたコトを、次なる展望のためには断たないといけない。
つまり断捨離には3段階のプロセスがあって、捨てる→離れる→断つの流れがありました。
最初は表面的な作業なんで楽しいんだけど、徐々に本質に入っていきそのために環境を変え、そして自分の自由も制限する流れになっていきます。
断捨離の先に見えたもの
実はまだまだ断捨離自体は終わっていません。
明日の大掃除と一緒に整理整頓して完結します。
お店のレイアウトなどを含めて、大幅に変更してきたいと思っています。
よくよく考えると、昔ながらのややこしいことが多すぎて。
ハンコを作るときに、大きさと長さと面積と文字数と素材と彫り方と・・・
もうこの価格設定自体もどうなのかな?って。
ちょっと考えたら簡単にシンプルになるのに、昔からずっとコレだったからって続けていただけなのかもしれませんね。
つまり断捨離を続けて結果見えてきたのは、これからの道筋でした。
もっと綺麗になるはず、もっとシンプルになるはずと考えると、自ずと本質が見えてきました。
古くても良いモノは当然見せ方を変えて進化します。
そして慣習だけでやってきたことは姿を消していきます。
するとその先には新たに未来が見えてきました。
不思議ですよね、最初楽しくて、途中すごく大変で、でも最終的に必要なものだけになって今度は未来が見えてくる。
徹底して断捨離して見えてきたのは、本質と未来だったんですね。
最後に
現代はモノが溢れかえっているなんて言われます。
確かにそうです。
現時点でほぼ不足なんてないですからね。
だけどその昔からため続けたモノが、本当に必要なモノを見えなくさせているのかもしれません。
それが私の場合、一年続けることによって見えてきました。
そして来年は「変化」を一年の目標に設定しています。
ちなみにその変化は10年先も見据えています。
そのための第一歩を明日踏み出し、そのまま来年へと繋いでいきたいと思います。
全て実現した日にゃ、きっとみなさんも「おー!」ってなっていただけると密かに思っています。
一年の締めになんですけど、先への展望にワクワクしています。
あとはその火がお正月休みで、すっかり消え去ってしまわないように気をつけるだけ♡
まためんどくさくならないように♡
一年間ありがとうございました。