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実印の書体に迷ったら、こんな方法はいかがでしょうか?

  1. 手彫りと手書き
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実印を作るのは一生に一度ですから、色々お話を聞いたりネットで色々調べたりする方も多いでしょう。
篆書体は歴史がある?印相体は縁起が良い?古印体は読みやすいから不向き?
そうして聞けば聞くほどに調べれば調べるほどに、次に訪れるのは「一体どれにしたらいいんだろう?」

まず最初に私自身の考えを申し上げますと「カッコよければどれでも良い」です。

とは言え、そう言われるほど逆にどれにしたらいいのか?って疑問も湧いてきたりもします。
これまでの鈴印での統計上、ある程度の傾向がありますので、そちらをご紹介したいと思います。

迷ったらご自身のルーツを考えよう

一般的には篆書体か印相体のどちらかを選ばれる場合が非常に多いですが、色々は情報が入ってくるとそのどちらにするか迷ってしまうこともあります。
詳しい人に聞いたら、ネットで調べたら、お店のオススメは・・・
それが一致していればいいですけどね、一番困るのは一致しない時。

印相体かな?→ネットでは印相体がいい→よし!印相体にしよう→お店の人は篆書体がいいって言う
篆書体かな?→詳しい人は篆書がいい→よし!篆書体にしよう→お店の人は印相体がいいって言う

一体この違いはなんなのか?
理由としてこの書体に関しては、それぞれのお店や職人さんによって明確に考え方に違いが分かれるんです。
極端に言ってしまうと、長く職人さんをやられてる方は伝統的な篆書、比較的新しい方は人気のある印相体。
ちなみに鈴印でも親父は職人らしく、歴史ある篆書体を強くオススメしていました。理由は、親父が業に就いた頃には印相体がなかったからです。
逆に新しい方の多いネットなどでは「印相体が一般的」との表記も多いですから、そちらを好まれる方も多い。
ちなみに私自身は、分からない場合であればご提案しますし、見本などをお持ちいただいた場合は、ある程度お客様の好みに合わせるようにしています。

彫り手としてご自身のルーツに関わる書体ですから、みなさんそれぞれ言ってることが違って当たり前なんですけど、お客様からしたら迷う材料にもなってしまう。
だからそんな時は、ぜひご自身のルーツを考えてみてください。
なぜその書体が良いと思ったのか?

もしかすると困った時に誰かがくれたアドバイスなのかもしれない。
もしかすると悩んで調べたらネットに書いてあったのかもしれない。
もしかすると親御様が使っていた書体なのかもしれない。

誰かがくれたアドバイスなら、お店のアドバイスも聞いてのいいかもしれない。
ネットで調べたのなら、ネットで注文するほうが迷わなくていいかもしれない。
親御様が使っていたのなら、同じようにしたいのか?違うようにしたいのか?その時の思いで判断すればいい。

つまりルーツに遡って考えることで、ご自身の考えが整理されることと思います。

最後に

実は私自身もお客様を迷わせる経験も多く、己の戒めも兼ねて書きました。
お名前を伺って「これだ!」ってインスピレーションでご提案しちゃいますけど、お客様のイメージと全然違う場合もあります。
最終的にはシンプルに2択だと思っています。

  • 自分の欲しい書体にするか
  • お店のオススメする書体にするか

前者であれば、ネットで注文しちゃった方が色々迷わなくて済みます。
後者であれば、ぜひ信頼できるお店に足を運んだり問い合わせたりしてお店の考えを聞くべきです。
そしてそれでも迷った場合は、ぜひ親御様の印を見てください。
案外ご自身の意見と、一致している場合が多いんです。

印章に関しての正解は、ご自身のルーツにある場合が多いんです。

 

 

鈴印

〜印を通してお客様の価値を高めたい〜

鈴木延之
代表取締役:株式会社鈴印

1974年生まれ。
A型Rh(+)

1932年創業、有限会社鈴木印舗3代目にして、現プレミアム印章専門店SUZUIN代表取締役。専門店として、印章(はんこ)を中心としたブログを毎日発信。本業は印章を彫る一級印章彫刻技能士。
ブログを書き出したきっかけは、私の親父が店頭で全てのお客様に熱く語っていた印章の価値や役割そして物語を、そして情報が散見する中で印章の正しい知識を、少しでも多くのみなさまに知っていただきたいから・・・
だったのに、たまに内容がその本流から全く外れてしまうのが永遠の悩み♡

一級印章彫刻技能士
宇都宮印章業組合 組合長
栃木県印章業組合連合会 会長
公益社団法人全日本印章業協会 ブロック長

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