過去ブログ一覧

月を選択してください

カレンダー

2024年5月
 12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  

個人実印にちょうどいいサイズの日輪が再入荷しました

  1. 印材
  2. 289 view

非常に高価にも関わらず、毎回あっという間に売り切れてしまう商品があります。
それはマスターピースデッドストックに関わらずです。
理由はいずれも追加入手の難しい、現品のみの希少性にあると思われます。
一方で、やはりこちらとしても人気商品は、できるだけ探したい思いもあります。
もちろん難しいものが多数なんですが、幸いなことにまたこちらの商品を見つけることができました。

 

日輪の中での特殊な、横目芯持ちと呼ばれるプレミアム

過去に売れてしまった商品はこちらでした。

通常象牙の印材は牙と平行(縦)に取り出していきます。これは数を多く、また均等なランクを維持するために必要なのですが、今回の日輪と呼ばれる材料は、芯を中心に垂直(横)に取り出しした贅沢品。日輪の名前の由来は「太陽の輪」に似ているから付けられ、輪を結んで縁起が良いとされています。

日輪というだけで1本の牙から必ず取れる訳ではない貴重品にも関わらず、その中でもさらに希少性を高めるのが中央に見える点。
これは材料の中心の芯です。
そもそも芯のある素材自体稀で、しかも完全に中央に位置し、かつ模様の美しいものとなるとさらに稀。
ざっくりとした割合で申し上げますと、全体の約0.3%ほどしか入手することができません。

今回は全く同格の品質かつ、使いやすさがさらに高い16.5㎜。

 

日輪は彫り手の技術も問う

案外知られていない話かもしれませんが、日輪は彫り手の技術を最も問う素材といっても過言ではありません。
日輪は別名「横目」とも言われ、繊維が横に寝ているため彫刻も困難を極めます。
木で考えると分かりやすいのかもしれませんが、通常は輪切りの断面に彫刻するため、縦に彫る面の繊維が立っています。
立っているからしなりが出るため、外からの力にも耐える力が強いんです。
ところが横を向いていることによって、繊維が寝ているため、わずかな力でも剥がれてしまいます。
そのため熟練を極めた職人でも、技量を必要とされるのがこの日輪の彫刻になります。
私自身は修行時代に数多くの経験をさせていただいたため、この横目の攻略法を自分なりに見つけました。
通常より刃物の角度を薄くし、コントロールが難しいほど鋭角な刃物を使用します。
また合わせて極限まで研ぎ澄まされていないと剥がれが起きてしまうため、研ぎたての刃物でしか太刀打ちできません。

 

日輪はお渡しまでに、多少お時間をいただきます

以上のように数も限られ、また彫り手の技術も問われることから、ほとんど市場に出回ることがございません。
それにも関わらず私たちが入手することができたのは、職人さんとの信頼関係によるものでした。
「鈴印さんならお譲りします」
私たちもその想いにお応えできるよう、全て手作業のみで彫り上げていきます。
その素材の特殊性もあって、納期は通常3週間程度、イメージチェックありで4週間程度と、通常よりも多めにお時間をいただきますが、ご容赦ください。

あれから1年の時を経て、待ちに待ったあの材料が、1本限定で登場です。
もし可能であればぜひ、店頭にて実際にお手に取ってご覧ください。
本物のみが放つオーラは、きっとあなたを虜にすることでしょう。

 

象牙日輪 横目芯持60㎜丈×16.5㎜丸個人実印の購入はこちらから>

 

 

 

鈴印

〜印を通してお客様の価値を高めたい〜

鈴木延之
代表取締役:株式会社鈴印

1974年生まれ。
A型Rh(+)

1932年創業、有限会社鈴木印舗3代目にして、現プレミアム印章専門店SUZUIN代表取締役。専門店として、印章(はんこ)を中心としたブログを毎日発信。本業は印章を彫る一級印章彫刻技能士。
ブログを書き出したきっかけは、私の親父が店頭で全てのお客様に熱く語っていた印章の価値や役割そして物語を、そして情報が散見する中で印章の正しい知識を、少しでも多くのみなさまに知っていただきたいから・・・
だったのに、たまに内容がその本流から全く外れてしまうのが永遠の悩み♡

一級印章彫刻技能士
宇都宮印章業組合 組合長
栃木県印章業組合連合会 会長
公益社団法人全日本印章業協会 ブロック長

記事一覧

関連記事

なぜ鈴印では象牙をオススメするのか?

鈴印では創業より、印鑑に最適な素材は象牙とお伝えてしてきました。もちろんそこには理由があります。今では象牙に限らず魅力的な素材がたくさん見受けられますが、それでも…

  • 1450 view

ソールドアウトのお知らせ

ソールドアウトのお知らせです。ソールドアウトになった商品は、デッドストック【象牙(民生)】銘なし45×15ミリでした今回ソールドアウトになった商品は、デッドス…

  • 36 view

鈴印が象牙を強くおすすめする理由

「印鑑の材料として一番のおすすめは?」と聞かれれば、私たちは迷わず「象牙」と答えます。その理由は印鑑の役割でもある、捺印が綺麗で使うほどに良くなる点、丈夫である点、手…

  • 34 view

目で見て分かる本物の象牙の経年変化

象牙の印章の最大の魅力は、経年変化です。象牙の経年変化には2つの特徴がありまして、1つは使うほどに写りがよくなる。あと1つは象牙が朱肉の油を吸って朱色に変わってい…

  • 2945 view