思い返せばワタクシ、書を習っていました。
具体的には小学生の頃は毎週。
それ以来全く筆を取ることもなく、再開したのは印の修行時代。
印の上達と書は連動するようで、毎日書いていましたね。
書体は楷書から始まり、行書、草書、隷書、篆書と全書体。
5年間書き続けて、結果全ての初代で有段者となることができました。
・・・のも遠い思い出。
仕事柄小筆は使いますが、大筆に触れることはほとんどなく、また空き時間10年。
で、色々と出会いがあって長男と一緒に、改めて書を習うことになったんですね。
ところが半分趣味で開催されている書道教室だったので、コロナを機に閉鎖。
ワタクシ的には「貴重な日曜日に行かなくて済む」なんて、子供と同じ発想で一気に親子でフェードアウトしてしまいました。
一方で、次男は密かに別の教室でお世話になっていました。
親からの目では、どちらかというと芸術家肌の彼。
予想通り、すごく力強い字を書いています。
そして気がつけば私も先生とご縁もでき、先日鈴印にご来店いただく運びとなりました。
先生との会話
書と印は親和性が高いですから、話が弾まないはずがございません。
その中でも嬉しかったのは、鈴印の店頭に飾ってあるサイン。
今では鈴印のロゴマークにもなっている、親父の手書きの文字。
「10年以上前に『印』って書いてあるお店がとても気になって、いつか入ってみたいなーと思ったことを思い出します」
書を嗜んでいる方には、この字が読めます。
小篆で「印」と書かれていることで、読める自分だけに送られるメッセージとおっしゃる方もいました。
こういった感性はワタクシにはなく、親父の凄さを感じる機会でもあります。
また書家ならではの視点で鈴印店内の額装などをご覧いただき、プロならではの審美眼の高さに驚かされもしました。
額装の詳しくは以下に書いてますので、よろしければ。
習字と次男
その日の夕方、ちょうど次男の習字教室だったようです。
昼間の会話の流れだったのでしょうか?
この日の課題は「印」だったそうです。
手本を書いていただき、本人に見せて第一声。
口が悪いのは、ママ似です・・・多分♡
終始穏やかな先生は、そんな態度も楽しんでくれています。
懲りずに優しくご指導。
と教えてくれるも・・・
多分ママ似です♡
最後に
そんなこんなで次男は毎回、こんな言葉を書き残して帰るそうです。
今日でしゅうじは引たいします
多分ママ似です♡