みなさんのお困りごとを解消するアイテムが、また新たに誕生しました。
まずはご相談いただいた内容からご紹介します。
今使っている印鑑の長さが45ミリと短くて捺しにくいので、60ミリになるホルダーみたいのってありませんか?
ない場合、作ることはできませんか?
どこに相談しても「ないです」って言われてしまって。
多分イメージされているのって、こういう感じですよね?
短くなった鉛筆を、長くして使えるようにする延長ホルダー。
ご相談を受けて考え、形になりました。
短い印鑑を長くする延長ホルダー
この形を見て何かを想像できませんか?
そうです!
法人印などに使われる、鞘と呼ばれるキャップです。
構造は非常にシンプルで、このキャップを逆さまにつけただけ。
ところが実際に鞘を逆さまにつけただけだと、3ミリほどしか高さが変わりません。
そのため形状をカスタムして、完成したのが印鑑延長ホルダー。
これを取り付けるだけで、45ミリ→60ミリが実現します。
これなら元の印鑑を傷つけることもなく、また戻したければ外すだけ。
構造がシンプルなので、気軽に取り外しが可能です。
印鑑延長ホルダーの問題点
簡単な構造なのに、今までどこにも存在しなかったのには理由があります。
なぜならリスクと手間が必要だから。
1.印材の太さが一定ではない
2.希望の長さが一定ではない
3.メーカーは使っている印鑑を預かって加工はしてくれない
4.ワンオフのため高価になってしまう
1.印材の太さが一定ではない
まずこれが最大の問題です。
例えば、規格としては15ミリでも、実際には誤差があります。
そのためお使いの印が画像のように15.15ミリの場合、15ミリのホルダーでは入りません。
逆に16ミリだとスカスカになってしまいます。
2.希望の長さが一定ではない
こちらは太さほどの影響はありませんが、何ミリの印材を何ミリにしたいのか?
は、みなさんそれぞれ違うと思われます。
そのため規格で用意しておくのが難しい点が挙げられます。
メーカーは使っている印鑑を預かって加工はしてくれない
印鑑の特性上、万が一のリスクを考えて、メーカーさんは加工をしてくれません。
もちろん私たちも登録印の加工は、同様の理由から致しかねます。
そのためワンオフで何かを作ることを難しくさせています。
4.ワンオフのため高価になってしまう
こちらは価格をご紹介しておきます。
柘植 | 黒水牛 | 牛角 | 象牙 |
13,000円 | 16,000円 | 19,000円 | 29,000円 |
問題解決方法
上記の問題を検討した結果、私たちは鞘を反対に取り付ける工程を思いつきました。
ただし、それだけでは解決することができません。
そのため以下の方法をとることにしました。
太さは削って調整
私たちは印鑑の鞘を最終的に削って調整します。
その応用で、延長ホルダーの径を小さめに作ってもらい、最後に削って調整することにしました。
長さは構造で調整
必要な長さをお客様から伺い、それに合わせて全体の長さと底の深さを指定し、クリアします。
メーカーがダメなら自社で
お客様に事前確認の上、条件に応じて対応します。
例えば印を預からせていただけるなら、鈴印で調整します。
もちろんお預かりできない場合もありますので、その際の最終調整はお客様に委ねる形になってしまいますので、ご対応いただける方限定になります。
ちなみにヘリカルカッターという、ご自身で調整できる道具も、1点ですが在庫がございます。
ご注文方法
以下の内容をご連絡ください。
【延長ホルダーについて】
・印材の直径
・印材の長さ
・ご希望の長さ(60ミリにしたい等)
・ホルダーの材質(柘植・黒水牛・牛角・象牙)
【お客様情報】
・お名前
・ご住所
・お電話番号
最後に
一番の問題はお値段になってしまうかもしれません。
下手すると、作り替えも検討される価格になります。
ただ特殊な形状を作成するためには、ある程度信頼できるメーカー製の素材を使わざるを得ない点、ご了承くださいましたら幸いです。
登録印はそれだけ重要ですから、作り替えは後が大変です。
とはいえ捺すたびに手が痛くなってしまうのも考えものです。
こちらの商品は万人に受けるというより、必要な方には本当に必要、そんな特性があると思います。
他で聞いたけど、どこも断られちゃった。
そんなお悩みがありましたら、ぜひ一度ご相談ください。
可能な限り、なんとかしたいと思います。
あなたの困ったを解消するのも、私たちの大きな役目です。