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短い印鑑を長くする延長ホルダー

2023.01.12
印鑑アクセサリ

みなさんのお困りごとを解消するアイテムが、また新たに誕生しました。

まずはご相談いただいた内容からご紹介します。

今使っている印鑑の長さが45ミリと短くて捺しにくいので、60ミリになるホルダーみたいのってありませんか?
ない場合、作ることはできませんか?
どこに相談しても「ないです」って言われてしまって。

多分イメージされているのって、こういう感じですよね?

短くなった鉛筆を、長くして使えるようにする延長ホルダー。
ご相談を受けて考え、形になりました。

短い印鑑を長くする延長ホルダー

この形を見て何かを想像できませんか?
そうです!
法人印などに使われる、鞘と呼ばれるキャップです。

構造は非常にシンプルで、このキャップを逆さまにつけただけ。

ところが実際に鞘を逆さまにつけただけだと、3ミリほどしか高さが変わりません。
そのため形状をカスタムして、完成したのが印鑑延長ホルダー。

これを取り付けるだけで、45ミリ→60ミリが実現します。

Before imageAfter image

これなら元の印鑑を傷つけることもなく、また戻したければ外すだけ。
構造がシンプルなので、気軽に取り外しが可能です。

印鑑延長ホルダーの問題点

簡単な構造なのに、今までどこにも存在しなかったのには理由があります。
なぜならリスクと手間が必要だから。

1.印材の太さが一定ではない
2.希望の長さが一定ではない
3.メーカーは使っている印鑑を預かって加工はしてくれない
4.ワンオフのため高価になってしまう

1.印材の太さが一定ではない

まずこれが最大の問題です。

例えば、規格としては15ミリでも、実際には誤差があります。
そのためお使いの印が画像のように15.15ミリの場合、15ミリのホルダーでは入りません。
逆に16ミリだとスカスカになってしまいます。

2.希望の長さが一定ではない

こちらは太さほどの影響はありませんが、何ミリの印材を何ミリにしたいのか?
は、みなさんそれぞれ違うと思われます。

そのため規格で用意しておくのが難しい点が挙げられます。

メーカーは使っている印鑑を預かって加工はしてくれない

印鑑の特性上、万が一のリスクを考えて、メーカーさんは加工をしてくれません。
もちろん私たちも登録印の加工は、同様の理由から致しかねます。

そのためワンオフで何かを作ることを難しくさせています。

4.ワンオフのため高価になってしまう

こちらは価格をご紹介しておきます。

柘植 黒水牛 牛角 象牙
13,000円 16,000円 19,000円 29,000円

問題解決方法

上記の問題を検討した結果、私たちは鞘を反対に取り付ける工程を思いつきました。
ただし、それだけでは解決することができません。
そのため以下の方法をとることにしました。

太さは削って調整
私たちは印鑑の鞘を最終的に削って調整します。
その応用で、延長ホルダーの径を小さめに作ってもらい、最後に削って調整することにしました。

長さは構造で調整
必要な長さをお客様から伺い、それに合わせて全体の長さと底の深さを指定し、クリアします。

メーカーがダメなら自社で
お客様に事前確認の上、条件に応じて対応します。
例えば印を預からせていただけるなら、鈴印で調整します。
もちろんお預かりできない場合もありますので、その際の最終調整はお客様に委ねる形になってしまいますので、ご対応いただける方限定になります。

ちなみにヘリカルカッターという、ご自身で調整できる道具も、1点ですが在庫がございます。

 

ご注文方法

以下の内容をご連絡ください。

【延長ホルダーについて】
・印材の直径
・印材の長さ
・ご希望の長さ(60ミリにしたい等)
・ホルダーの材質(柘植・黒水牛・牛角・象牙)
 【お客様情報】
・お名前
・ご住所
・お電話番号

こちらからお申し込みください

最後に

一番の問題はお値段になってしまうかもしれません。
下手すると、作り替えも検討される価格になります。
ただ特殊な形状を作成するためには、ある程度信頼できるメーカー製の素材を使わざるを得ない点、ご了承くださいましたら幸いです。

登録印はそれだけ重要ですから、作り替えは後が大変です。
とはいえ捺すたびに手が痛くなってしまうのも考えものです。
こちらの商品は万人に受けるというより、必要な方には本当に必要、そんな特性があると思います。

他で聞いたけど、どこも断られちゃった。
そんなお悩みがありましたら、ぜひ一度ご相談ください。
可能な限り、なんとかしたいと思います。

あなたの困ったを解消するのも、私たちの大きな役目です。

 

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太陽と海と夏があればだいたいご機嫌な三代目。 日々「印」を通して、誰かの価値がちょっと上がるような仕事ができたらと考えている。 手彫りの美しさに惚れ込み、ブログでその魅力や違いを発信するのがライフワーク。 書くことも話すことも好きで、気がつけば毎日ブログを更新している。 ときどき印章の話から脱線するのもお約束。 趣味は筋トレと海と長距離ドライブ。

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