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消費税に伴う価格表記について

  1. お店の話

ご商売をなさってるみなさんは、今回とってもお悩みじゃないですか?

プライスカード等を「内税」表記にするか「外税」表記にするか。

ワタクシもとっても悩みましたが、はっきりした理由と共に方向性が決まりましたのでお伝えしたいと思います。

鈴印は全品
41
「8%税込」表記

とさせて頂きます。

 

やはり最初はメンドクサイんで、商品+税の「外税」表記にしようと考えてたんです。

しかしですね、色々調べると色々分かってきまして、結局手間はあんま変わんないんですよね。

ではではその理由を述べて参りますと、ポイントは3つ

 

  1. お客様の「不」を解消するため
  2. スタッフのトラブルを避けるため
  3. 手間があまり変わらないため

1.お客様の「不」を解消するため

私は自分で買い物をする際、メンドクサイのが一番嫌なんです。
だからセルフのガソリンスタンドも使いませんし、スーパー等のセルフのレジも余程の事がないと使いません。
つまり自分で苦手なこと、やりたくない事をやってもらうためにお代をお支払いしていると思っている訳なのですが、お値段の計算はどうでしょう?
「税別」表記の場合、いちいちプライスカードを前にして自分で暗算するのか?
それとも計算機を出して計算するのか?
どっちにしろ面倒ですよね?

そして多分、今回はお店によって対応はまちまちだと思います。
まちまちだからこそ、もしその方が普段よく行っていらっしゃるお店が「税込表記」のお店が多い場合、そうでない「税別表記」のお店に行った時、お会計の際に+税の割高感を感じるでしょう。

そして逆はあまり嫌に感じませんよね?
だって得した気しかしませんから。
「他はみんな別に消費税掛かるのに、こちらはこれ以上掛からないんですか?」ってね!

そんな訳で、お客様のメンドクサイ、つまりは「不」を少しでも解消するために「税込表記」と致します。

2.スタッフのトラブルを避けるため

これは実際自分で経験したので自信を持ってお話しますと
増税が決まってから最初「税別表記」にしようと考え、店内のプライスカードのとりあえず一部を「税別価格」に変えたんですね。

すると・・・

今までの習慣から全て「税込表記」と思い込み、税別の価格のまま販売してしまったのです。
途中で気づくも今更言い出せず、そのままとなりました。

そんなバカな!とお思いでしょうが、ハンコって大きさや種類がちょっと違うだけでお値段が結構変わります。
それをセット品の一部のケースだけ変えて、それから単品と別のケースが欲しい・・・ なんてなると全部別々にお値段を出しますから、計算ミスを避ける事のみに意識が行き、大きな税込・税別の部分がすっぽり抜けてしまう事が、時にはございます。

価格がお客様によって変わる事は一番やってはいけないミスです。
それがスタッフのミスによっては尚更です。

価格の計算の分かりやすさはスタッフ側の余計な手間と時間を減らし、結果お客様をお待たせする時間も減らす事になりますからね。

こちらもお客様の「不」を解消する事にもつながります。

3.手間があまり変わらないため

色々調べますと驚いたのがこちらでした。
私は存じ上げなかったのですが
今回の8%の際は「税別表記」でも可ですが、10%になった際は「税込表記」が義務となるんだそうです。
※まだ確定ではないそうですが

現在の5%の時は「税込」
来月からの8%の時は「税別」
その次10%になると「税込」

つまりせっかく今回「税別」のプライスカードを作っても、使えるのは10%に上がるまで。
ってことはですよ、今回「税別」か「税込」にする手間って、+8%の計算をするだけ。

一番大変なのは計算をする事じゃなくて、プライスカードを作る事ですから!

だったら「税込」→「税別」→「税込」なんて分かりにくくするよりは、ずっと「税込」にした方が我々も楽だよな?なんて思いました。

 

以上3点の理由から、鈴印におきましては全て「税込表記」に致します。
ただやってみないと分からない部分も多いですからね、もし貴重なご意見等がございましたら教えて頂けたら幸いです。

 

ま、国の政策にこれ以上右往左往させられるのは懲り懲りってのが一番の本音なんですけど?

 

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鈴印

〜印を通してお客様の価値を高めたい〜

鈴木延之
代表取締役:株式会社鈴印

1974年生まれ。
A型Rh(+)

1932年創業、有限会社鈴木印舗3代目にして、現プレミアム印章専門店SUZUIN代表取締役。専門店として、印章(はんこ)を中心としたブログを毎日発信。本業は印章を彫る一級印章彫刻技能士。
ブログを書き出したきっかけは、私の親父が店頭で全てのお客様に熱く語っていた印章の価値や役割そして物語を、そして情報が散見する中で印章の正しい知識を、少しでも多くのみなさまに知っていただきたいから・・・
だったのに、たまに内容がその本流から全く外れてしまうのが永遠の悩み♡

一級印章彫刻技能士
宇都宮印章業組合 組合長
栃木県印章業組合連合会 会長
公益社団法人全日本印章業協会 ブロック長

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