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職人さんの手間と商品価格と日本文化

2014.04.19
考え

日本はものづくりの国と言われます。

そしてそのモノを作っているのは他ならぬ職人の方々です。
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手に職を持ち、腕一本で食っていく。

その聞こえはとっても格好いいですけどね!

実際はとっても大変な側面も併せ持ちます。




自分が職人をやってたりしますと、ちょっとした会話の中からこんなコトを聞かれることがございます。

「職人さんって儲かるの?」


結論から申し上げますと、モチロン例外はありますが大概の職人さんは

残念ながらそれほど儲かりません。 



これは印章の世界のみならず、ほとんどの職種で同じようです。

ワタクシも色々手作りのモノが好きで、以前は革製品やら靴やらバッグやらシルバーアクセサリーやら色々作ってもらっておりましたけど、みなさん一概におっしゃるのは「職人ってなかなか儲からないからね〜」なんです。 



これって意外に思われる方も多いんで、簡単にご説明しますと

商品の価格を決めるのは、大きくは材料代とその職人さんの手間賃になります。


でも決して単体で販売するワケではありませんよね?

例えばiPhoneで考えますと
iPhone1つを作るだけでも、数えきれないパーツが1つ1つ別の手によって作られるワケです。
それにケースがあったり包装があったり説明書があったり、おまけにそれを流通するコストがあったり、販売する店員さんがいらしたり・・・


つまり多くの人の手を介在するため、それが全て足し算になり商品本体の価格が決まります。

だから価格を安くしようとすると、まずは簡単に職人さんの手間賃を削る、って方向になります。
だって材料代を削るのは質の再検討から再構築等、手間暇掛かって大変ですからね。
 


それが極端になってる2つの例があります。

1つは100円ショップ、そしてもう1つは高級車。


100円ショップは、日本人の職人さんだと費用が高いため、より安い中国や東南アジアで作られているそうです。



逆に高級車は最高級の車を作るため、全てのパーツを一流のクラフトマンの手で作られてるそうです。
シート1つとっても全て手縫いなんですってね!



つまりその商品の価格には、その価格分の手が掛かっているってコトを忘れないで欲しいんです。




さて、では商品の質を決めるのは何でしょうか?


それは先ほども申し上げた、材料代と職人さんの技量

そして一番重要なのが



職人さんのモチベーションです!




いくら素晴らしい材料を手に入れても、いくら素晴らしい技術をお持ちでも

やる気ゼロでは良いものなんて絶対できません!


逆に材料が安くても、腕のいいやる気に満ちあふれた職人さんが作ったモノなら光り輝きます!


made inJapan

それは日本人が古くからコツコツ作り上げた文化の証です。


そして職人さんはその技術を身につけるために、途方もない労力を日々コツコツと積み上げています。

だから大きく考えると、その歴史も踏まえて価格って成り立っているのかもしれません。


高いものには理由があり、安いものにも理由がある。


これから価格を見る時、商品のそんな裏側の物語を想像してみるのも、案外楽しいかもしれません。
 


そしてそれを大切にするコトこそが、日本のものづくりの「文化」を育むものだと私は信じております。
 

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鈴印の「手彫り全行程」完全収録。

太陽と海と夏があればだいたいご機嫌な三代目。 日々「印」を通して、誰かの価値がちょっと上がるような仕事ができたらと考えている。 手彫りの美しさに惚れ込み、ブログでその魅力や違いを発信するのがライフワーク。 書くことも話すことも好きで、気がつけば毎日ブログを更新している。 ときどき印章の話から脱線するのもお約束。 趣味は筋トレと海と長距離ドライブ。

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