ゴム印、綺麗に押せてますか?
そもそもゴム印の目的は、誰でも手軽に簡単に住所や社名を綺麗に押すことです。
その都度手書きで全部を書くのが大変だから、1回で済ませられるハンコって便利なんです。
なのに「押すのが苦手なんです」なんて声も耳にします。
そんなお客様の声を受けて、案外知っているようで知らないゴム印を綺麗に押すコツをご紹介したいと思います。
2014年6月11日に書いたブログですが、誤りが見つかったため2018年4月3日に大幅に、また誤字等の微調整で2023年10月28日に再度リライトしました。
誰でもゴム印を綺麗に押せる、たった3つのコツ
1.ゴムを掃除する
なんでもそうですが、不具合を感じた時に最初に行うのは掃除です。
そしてゴム印が綺麗に押せない原因も、ほとんどはこの汚れです。
ゴム印を押すときに使うスタンプ台はインクですから、使用後放置しておくとゴミと一緒に印面に固まってしまうことがあります。
その塊によって平らなゴム面が凸凹になってしまい、均等に写らなくなるんですね。
なので「最近ゴム印の写りが良くないな?」なんて時は、まずは綺麗にお掃除してください。
方法は簡単で、専用クリーナーを用いて汚れを拭き落とすだけ。
お掃除に使うのは溶剤です。
理由は固まってインクの汚れを溶かして綺麗にするからですね。
使う布はなんでもいいんですが、個人的にはマイクロファイバークロスが使いやすいですね。
布に溶剤を染み込ませて、ゴム印面の汚れが落ちるまで何回かこするだけ。
一応動画も撮ったので、合わせてご覧ください。
さらに詳しく知りたい方は、別のブログにまとめていますので、そちらをご覧ください。
ちなみに過去には以下のように書いていましたが、ゴム印の品質によってはこの方法は欠けや剥がれの恐れがあるため行わないでください。
一番簡単なのは、ガムテープを使ってお掃除
セロファンテープだと粘着が弱すぎるので、ガムテープがオススメです。
ガムテープの粘着面にゴム印の印面を押し付けます。
何回か繰り返します。
これでだいぶ汚れが取れます。
これでも取れない場合はたわしで水洗いして下さい。これだけで驚く程綺麗に復活しますよ!
2.均等にインクを付け、均等に押す
次に押し方の解説です。
よく見かけるのが、上下にグリグリとこねくり回している場合。
スタンプ台をつける時も、押すときもです。
スタンプ台にグリグリ押し付けるとインクが均等にのらず、いまいち写りが良くないんですよね。
押す時も一緒で、グリグリすると不必要なゴム印の角まで写り込んで綺麗じゃない。
なのでポイントは、均等にインクを付けて、均等に押す。
文章だと分かりにくいので、こちらも動画で解説しますね。
スタンプインクをつける時のイメージは、インクの成分を叩いて活性化させて滑らかにする感じ。
押す時も水平に下ろせば、1文字1文字くっきり写ります。
ご注意いただきたいのは、安いスタンプ台や、使い古したものでは綺麗に押せません。
綺麗にきちんと押すためには、ちゃんとしたスタンプ台が必要です。
とは言え、スタンプ台のお値段は1,000円くらいです。
毎回渾身の力を入れて叩きつける大変さを考えると、決してお高くはないと思いますよ。
ちなみに動画で使っているのは以下のスタンプ台。
色々試しましたけど、一番濃く鮮明に捺印できます。
大きさは、大型がオススメです。
押す位置を気にしなくていいから使いやすいんですよ。
密かにゴム印の質より、このスタンプ台の影響の方が捺印を大きく左右するのはここだけの話。
あと鈴印でも常備してますが、このままAmazonで買っちゃった方が簡単なのもここだけの話です。
3.両手で押す
これは地味な裏技です。
ここだけはきちんとまっすぐに正確に押したい時ってありますよね?
そんな時は、両手で押します。
両手の小指で支えて位置決め、親指人差し指中指で挟んで、均等に力を加えて押します。
これで位置もズレずに、狙った場所にまっすぐに押すことができます。
最後に
ゴム印って、正しい押し方を知る機会が少ないと思うんです。
店頭でもよくご相談をいただきますので、その内容をそのままブログにまとめました。
まあ種明かしをするなら、私も親父に教わった方法なんですけど。
最後に、今回の方法でも綺麗に写らないって場合は、ゴムの劣化です。
ゴムが硬くなってしまったり、潰れてしまったり。
ゴム印は車のタイヤと同じようにゴムですから、劣化した場合は交換してください。
新しいゴム印に変えたら気持ちよく写るんで、捺印が楽しくなったなんてお話も良く聞きます。
他何かご不明な点やゴム印のご注文等あれば以下のリンクまでお問い合わせください。
ゴム印も綺麗に押せれば、押す人ももらった人も気持ち良いです。
簡単ですからぜひ実践してみてください!