インボイスの関係もあって、ここ最近ゴム印が熱いです。
するとゴム印に関して色々なご意見を伺うことができます。
その中の1つがこちらでした。
確かにゴム印はゴムで弾力がありますから、使おうと思えばいつまでも使えます。
特性上、四方からつぶれてはいきますが、無理やり捺して使い続けることもできます。
ですがそもそもゴム印は、車のタイヤのように消耗品でもあります。
一方でゴム印には、タイヤのようにスリップサインもありません。
タイヤは事故に直結しますが、ゴム印はそこまでじゃない?
そのような疑問が色々と湧いてくると思いますので、一度指針を示しておきます。
社判を替えるタイミング
上の画像は今私が使っているゴム印ですが、新たに新調することにしました。
理由は、角がつぶれて写らなくなっているから。
そしてこの角が写らない状態が、ゴム印を替えるタイミングになります。
参考ですが、鈴印の使用する一番丈夫な天然ゴムで約10年くらいが目安です。
もちろん前述した通り、決して使えないわけじゃありません。
無理やりグリグリ捺せば、上手くいけば写ります。
ですがこの場合、ゴム印本来の機能を発揮していない状態になるからです。
では今一度ゴム印の役割をまとめておきます。
ゴム印の役割は手書きの省略
例えば銀行でお金の出し入れの際に、いちいち会社情報を手書きで書くのは本当しんどいです。
だからポンと捺して1回で済むための存在する、つまり時間と手間を省略するのがゴム印の役割です。
ですが、四角が写らないゴム印の場合どうでしょう?
この場合、住所の「号」が写っていません。
公的文書の場合、これらは通用しません。
そのために書き足す必要が出てきます。
さらに厳しい場面では、1から全て手書きで書き直しさせられたこともありました。
これではゴム印本来の役割を果たしていないと、私は考えます。
改めてタイヤに置き換えると、そもそもタイヤは地面をグリップすることが役割です。
だから滑って事故を起こす、つまり役割を果たせなくなる可能性がスリップサイン。
そしてゴム印は、手書きの省略が役割です。
だから全て写らないことは極端に言えば事故です。
そのため写らない箇所が出てきた時点で、新しいものに交換されることをオススメします。
参考ですが、傾向としてゴム印の耐久性は鈴印の扱う天然ゴムで約10年程度です。
振り返ってみてそのくらい経っている場合は作り直しを検討されてもいいかもしれませんね。
最後に
そんなわけで、私のゴム印も新しいものにアップデートしました。
やはり新しいものは気持ちがいいです。
実印などは長く大切にご使用いただきたいですが、消耗品のゴム印はある程度のタイミングで新調すると気分も一新します。
ゴム印を捺した書類は、必ず誰かの手に渡るものですから、ある意味あなたの会社の顔でもあります。
やはり人に見られる時は、顔も綺麗にしておきたいですよね。