おかげさまで検索から毎日多くのみなさまにご覧いただいてるこちらのブログ。
また多方面から「動画が早すぎて分からない」のお声を多数頂戴しておりました、、、汗
すると今度は、それでも対応できないほど固くなってるご相談をいただきました。
そのため2017年7月7日に公開したブログですが、さらに動画を追加し、2020年3月12日に再度公開しました。
Contents
朱肉のメンテナンス方法
練り朱肉は、その名の通り練ってメンテナンスします。
そこが通常の専用インクを補充すればいい、スポンジ朱肉と異なる点。
練り朱肉は粘土のように練ってあるため、印章を強くつくとデコボコになってしまいます。
すると表面が平らじゃなくなって、均等に朱肉が印面に乗らなくなっちゃうんですね。
また場合によってはメンテナンスできないモノもあります。
例えば油分がなくなりカチカチに固まっちゃった朱肉はどうにもなりません。
そんな場合は、新たに詰め直しをおすすめしてます。
では早速メンテナンス方法をご紹介したいと思います。
早すぎてワカンネ♡
そんなワケで2018年2月22日に通常速度で取り直しましたんで、ご覧ください。
ちなみにこちらは、表面の凸凹を直す方法です。
熱を加えて固まった表面の溶かすようになぞるんです。
今度は伝わりましたかね、、、汗
ちなみに完成の状態はこんな感じです。
時間にして約1分でここまで綺麗になります。
ぜひ試してみてください。
さてさて冒頭でもご紹介しましたが、さらに固まってどうにもならん!って症状でお悩みの方も多いようです。
その場合は、根本的に状態を変える必要があるんですね。
ちなみにその場合、以下のプロセスを辿ります。
- 固まった朱肉をヘラでほぐす
- 練って表面の固まった部分の下にある、柔らかい部分を練りだす
- 丸くなるように形を整える
- ヘラを火で炙り、熱してから朱肉の表面を整える
- 完成
分かりますでしょうか?
イメージは朱肉って底の方に油が溜まっている場合が多く、そこは比較的柔らかいんです。
そのため表面だけでどうにもならないときはひっくり返して油の多い面を表にし、そこに熱を加えて平らにしていきます。
最後に
朱肉として使いやすくするためには、1つだけ意識しているポイントがあります。
中央部分が高め、つまり山なりの形するのが理想。
これは理想的な朱肉をつけるイメージに関係するんですけど、山の頂上ではなく裾野の部分の朱肉をつけることによって、形の変化を少なくし、長くそのまま使えるからなんです。
頂上だけ使い続けるとすぐに凹んじゃってデコボコになりやすいですよね?
だから裾野部分を使う。
朱肉をつける時のイメージは以下の動画を合わせてご覧ください。
外側を丸く使うイメージですね。
こうやって使えば、毎日押していても2年はそのまま使えると思います。
ちなみに今回、動画で使用したヘラは、メンテナンスへらでショッピングサイトからお求めいただけます。
そして使っている朱肉はクアドロになります。
上記の方法で使っていただければ、色合いも美しく、かつなくなるまで使用することができます。
参考にしてみてください。
また逆にベタベタになっちゃった場合のメンテナンス方法は以下になります。
練り朱肉こそ本物の朱肉です。
独特の重みのある風合いは他では表すことができませんし、また何より経年による色あせもありません。
そして今回のようにメンテナンスをしっかりすれば、スポンジに寿命が訪れるスポンジ朱肉と違い、まさに一生ものです。
良いものは正しく扱えば、長く使えます。
練り朱肉はそれだけでも価値の高いものですので、お手元のそれを復活させて、気持ちよい捺印を実現させてください。
コメント