結納の品に実印を贈る。
結婚記念品のお返しに実印を贈る。
これらのお祝いの席に「実印」を選ばれる方が多いんです。
当ブログを公開したのは2015年3月31日でしたが、その後多くの同じようなご意見を店頭で伺いましたので、2023年3月11日にリライトしました。
タイトルに【新提案】と書きましたが、こちらから提案する前から、そしてその後も同じ考えの方が多くいることがわかったことを補足しておきます。
結納の品に実印を
結婚を期に両家が親類となり「結」びつくことを祝い、贈り物を「納」めあう儀式が結納です。
習わしは地域やその家の考え方によって千差万別のようですが、要は迎える側が相手方に対して様々な品々を用意し、そのお礼をする儀式ですね。
結納を行う際には、結納の品であったり、結納金であったり、結婚記念品などと、お祝いの品を用意することになります。
一般的に思う浮かぶのは、男性からは結婚指輪を。女性からは、時計や靴などでしょうか。
その中に実印を含まれる方が多いんです。
実印は人によって様々です。
しっかりした印をお持ちの場合もあれば、取り急ぎの印で済ませている場合もあります。
結婚することで責任も変わってくるため、先々の重要な決断を間違えることがないとの願いも込めて、贈られているようです。
では実際に贈られた方の声をご紹介してきます。
結納に実印を贈られた方の声
今度息子が結婚します。
相手のお嬢さんがうちの苗字になっていただくわけですから、それに必要なものはこちらで用意したいと思んです。
こちらは男性側のご両親から、贈られるパターンでした。
姓が変わる際に必要なものを用意する。
そんなお考えでした。
次に姓が変わる側、今回は女性側のご両親でしたが、結婚することへの記念とお祝いとして贈られたそうです。
これまでちゃんとした実印を送っていなかったですし、聞いたらご主人になられる方も持っていないそうです。
せっかくの記念なので、2人にフルネームの実印を贈りたいと思いました。
その後のお話を伺うと、どちらもパターンでも相手の方が驚かれるそうです。
案外盲点だからかもしれません。
ネットを調べると結納の品に「印鑑」と書いてあるサイトもありますけど、結構数は少なく・・・
だからこそ逆にサプライズとして、喜ばれるのではないでしょうか。
当たり前のものよりも、ちょっとして驚きがあった方が、より印象にも残りますしね。
だいぶ前に長男とお嫁さんの実印を彫っていただいて、それを結納の時に贈ったら相手のご両親もすごく喜んでいただいたんです。
今度次男が結婚するんで、また来ました。
最後に
おめでたい席だからこそ、より想いが伝わります。
私自身もお客様には例えば成人のときなど、実印はぜひ人生の節目に贈っていただきたいと考えています。
なぜなら親子でお互いに、普段できない話ができるから。
なんでもないときに難しい話って伝わらないじゃないですか。
でもお祝いの席なら素直に言えるし、素直に聞けると思うんです。
結婚って責任が伴うことでもあります。
だからこそ今まで以上に相手を思いやり、またそのご家族も思いやることが大切です。
実印は数は使わないかもしれませんが、人生の大きな決断を示す時に捺すものです。
これからのお二人の決断が、より素晴らしいものになりますように。
そんな想いを込めて、実印を贈られている方がいます。