書が上手くなりたい。
別に子供の頃から思っていたわけではありません。
やはり一番は今の仕事を始めてから。
筆字と連動する仕事ですし、文字の上達と共に、印章彫刻の精度も上がっていくから不思議です。
そんな思いを抱えつつ、普段はなかなか時間が割けないなんて、とりあえず目先の仕事をこなす日々。
そんな折、ご縁あって次男が習い始めました。
そんなこんなで気がつけば私自身の方が先生と仲良くなり、せっかくなので次男と一緒に習うことになりました。
が、次男は希望通り、引退しました♡
紆余曲折ありつつ、自分だけで書を習える時間が楽しみでもあり、また不安でもあり。
ところがいざ始めてみると、これまで知らなかった驚きの連続体験となりました。
書も回旋運動だった
最初のこの先生に習おう、そう決めたきっかけは、鈴印の店頭で教えてくれた腕の使い方のレクチャーでした。
みなさんも小学生の頃「筆を立てて書く」って習ったと思うんです。
先生は教えてくれました。
でもそれだと個人の癖が出過ぎるんで、戦後教育の一環として、誰でも教えられる技法として「筆を立てて書く」っていう今の流れが始まりました。
ところがこの立てて書くことが、線の強さを消しちゃうんですよね。
なぜなら自然に力が入らないから。
衝撃でした。
自然の流れです。
そんなことを思いつつ、とっておきの硯を取り出し、心を落ち着けながら墨を擦ります。
ウォーミングアップで何枚か書き、いざ挑戦。
相変わらずワタクシの言うことを聞いてくれんのです、柔らか筆も家族も♡
じゃあ見ますんで持ってきてください。
そこから筆も使い方の講義が始まりました。
やはり衝撃でした。
筆を縦に持つと、体の中心から外に筆を動かす動作になりますが、筆も寝てから立たせると手首が返りながら動かすため、力が入るんです。
その練習として、筆で丸を書くというご指導。
習字は円運動と一緒で、その一部を利用するとのこと。
ゴルフを始めた時も「体が回っていない」と言われました。
結局書でも、腕が正しく回っていなかったんですね。
つまりゴルフも書も正しく自然な旋回運動が肝だったのです!
目から鱗とはまさにこれ。
今まで書の達人の筆はまるで生き物のようだと思っていましたが、これによって解明することができました。
知るほどに、今までも書き方じゃ、筆の弾力が全く使えていないことがわかりました。
まあワタクシの文章力では全く伝わらないと思いますが、そのうち動画撮って載せたいと思います。
最後に
こんなに書が楽しいと思ったのは初めてかもしれません。
それはまるでダイエットを始めた時のように、それはまるで4スタンス理論を知ってからゴルフのように、上手くいく気しかしないんですから。
でもこれは趣味じゃありません。
多分更なる技術の向上につながると思いますので。
実際に書は大筆で習ってますが、小筆は毎日使っています。
その際も明らかに勢いが違ってきました。
ゴム印の文字などは小さいから大きな違いは感じにくいかもしれませんけど、それでも全然違っていくと思います。
それに新たなビジネスチャンスにも繋がりそうですしね♡
なんかまたのめり込める1つを見つけることができました。
どこで習っているかは、そのうちご紹介したいと思います。
まあInstagramでガンガン宣伝している教室なんで、断られることはないと思いますので。
いずれにしても書は回旋運動。
これを意識して、外側に力が入るのをイメージするだけで、線の強さがびっくりするほど強くなりますよ。
どうぞ試してみてください。
って言っても伝わらないと思いますけど♡