ワタクシの独断と偏見で選ぶランキング!
その前に、よく一般的に「私ハンコを押すの苦手なの!」っておっしゃる方も多いんですが、その方々の「苦手」って言ってる原因は大きく分けて2つ
- 鮮明に押せない
- まっすぐ押せない
1.に関しては綺麗に押せる環境さえ整えれば済みます。
ま、そんなお話はもちろん過去に書いてますので、詳細はそちらから
2.はですね、ちょっとしたコツでクリアできます。
もちろんそんなお話も過去に書いてますから、詳細はそちらから
簡単にまとめますと、上手に押すコトは原因と結果さえ分かれば誰でもできるようになります。
ようはその手段を知る機会が少ないから綺麗に押せないってだけ。
まあその辺をお伝えするのもワタクシの仕事の1つと考えておりますので、今後もどしどし書いて参りたいと思いますよ。
そして本題
捺印が上手な職業No.1は?
もちろんハンコ屋さん!
って言いたいトコロですが、実はもっと上手な職種の方がいらっしゃいます。
まあ我々もハンコを彫る数は誰よりも多いですけど、押す数はその道のプロには敵いません。
結局何でもそうですけど、数をこなしてる人が一番上手い!ってのは全てに通じます。
う〜ん、ぼちぼちヒントが出てきましたね?
そう!数を押すご職業の方。
あれっ?もしかして「俺?」なんて思ってるあなた!
多分違います♡
だって結構狭き門ですよ?その職業って。
その方々は、上に書いた上手に押す方法を常に実践されています。
そして我々ハンコ屋さんより上手なのには、そのご職業ならではの大きな理由があるんです。
その大きな理由とは・・・
よく写らないハンコもそれなりに押してしまう!
これって凄いコトっす。
だって我々は、綺麗に写るハンコはより綺麗に、綺麗に写らないハンコはより汚く押すのが仕事♡
価値を分かりやすく伝えるコトこそプロの技術♡
ま、あんま引っ張り過ぎてページ飛ばされても困りますんで、そろそろ回答を。
捺印が上手な職業No.1とは・・・
銀行の窓口の方
ね?なんとなく心当たりありませんか?
ワタクシ常々「ハンコはご自身で押してください」って申しておりますが、とある出来事から銀行の窓口の方にのみ委ねております。
行員さん「 銀行印をお借りしてもよろしいでしょうか?」
ワタクシ「イヤです♡」
行員さん「あのできればお預かりしたいのですが・・・」
ワタクシ「イヤです♡」
行員さん「私共で一度お預かりし、登録用に綺麗な印影を取らせていただきます。万が一かすれ等があった場合、後のちお客様にご迷惑をお掛けしてしまいますので。」
ワタクシ「何?俺より綺麗な印影を取る自信があるってか?(心の声)」「分かりました(実際)」
負けました♡
っていうか、そこまで言うならどれだけ綺麗に捺印できるのか見てみたいって興味が勝ちました。
その行員さんは目の前の机に座り、おもむろに構え、それはそれは丁寧に捺印されました。
そして押した実物を見せてくれ、それを拝見しますと・・・
めちゃくちゃ綺麗じゃね?
密かに「そうやって押すと綺麗に写るのか〜」なんて感心しちゃいましたモン。
ワタクシもちゃんと実力を伴った方には従います。
簡単だな♡
それから何気ない世間話も
ワタクシ「どんなハンコでもそれだけ綺麗に押せるんですか?」
行員さん「え〜やはり鮮明な印影をいただけないといけないですから。」
ワタクシ「三文判でもそんなに綺麗に押せますか?」と意地悪な質問を
行員さん「やはり三文判はよく写らないんで思いっきり力を入れたりして、それでも写らなくて何度も押し直すなんてこともよくあるんですよね。まだまだですね。それにしても鈴木さんの銀行印はよく写りますしとっても綺麗ですね。」
ワタクシ「ありがとうございます。ワタクシが彫りました♡」
完全に相手が一枚上手じゃねーか♡
まとめ
世の中には上には上がいます。
今回の行員さんは、完全にワタクシより捺印技術だけでなく人間性でも上でした。
やはりお客様の大切な銀行印をお預かりされる立場ですから、取り扱いもとても丁寧ですしね。
それに数をこなすというコトは知識以上に大切だというコトも教えていただきました。
もしかすると役所の方も上手いのかもしれませんが、奥でこっそり捺印されるので、その真偽は定かではありません。
ただ銀行さんの場合は、お客さんの目の前で押しますからね。きっと緊張する部分もあると思うんです。
にも関わらず、あれだけきっちりとした印影を取られるコトには感動すら覚えました。
今回の行員さんのような方が増えるコトをワタクシも願ってやみません。
それにしても・・・
全てがよくできましたね!
なんで上から目線なんだ?
圧倒的に負けたクセに♡