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毎日使うモノだから、マウスパッドは変化を楽しみたい

2016.01.13
勝手にノウハウ

本日はこれまた趣味のブログ。
振り返りますとワタクシちょうど4歳の頃、お金持ちの友達が履く革靴を見て、母に「革靴買って!」とおねだりしたのが、革に初めて興味を持ったきっかけ。
今振り返るとレザースニーカーだったかな?もちろんその頃は4歳児用の革靴なんてなかなか手に入りませんでしたから「ダメ!」で終わりましたけど♡

まあそれからずっとブレずに好きなので、きっと本当に好きなんでしょう。
多分ハンコ店をやってなかったら、革で何かを作る仕事をしてたかもしれませんね。
今も密かに企み中♡

と、まあそんな感じで良い革を見るとテンションがついつい降り切れちゃうんですけど、今回もそんなテンションが降り切れたお話。

 

毎日使うモノだから、マウスパッドは変化を楽しみたい

最近知り合い、作品のセンスもさることながら革に対する知識も半端なく、また人間性も素晴らしくワタクシが惚れ込んだthree2fourの松山暁さん。
偶然が重なりお会いできましたが、まさかの年齢も一緒。
作られる作品はどれを拝見してもパーフェクト!
それなんで、ついつい悪い虫が騒ぎ出す♡

そんなこんなで以前もロシアンカーフのカードケースを作っていただきましたが、今回はこちら

なんか見たことあるね♡

いやいや違います。こちらは・・・

マウスパッド

実際ワタクシの日々のお仕事は、ハンコを彫ってる時間よりパソコンを触ってる時間の方が長いですからね。
つまりお客様がいらっしゃらない時は、ほとんどパソコンに触れてます。
だからこそ、そういったモノには良いモノが欲しくなる。

今回のマウスパッドは、ワタクシの希望するサイズだけをお伝えし、あとは全てお任せ。
そして完成したのが先ほどのマウスパッド。

まず表面は

昭南ベンズ

もうね、この辺になるとワタクシも存じ上げませんわ。
でもさすが松山さんセレクトだけあって、質感がたまらない!
このきめ細かい、しっとりと艶のある滑らかな手触りは、ずっと触っていたくなる。

そしてナチュラルを選ばれた松山さんのメッセージは「ここから全てが始まる」

何の着色もしていない無垢の状態、このマウスパッドは使うほどに使い手の歴史が刻まれます。同じように私たちも世間をアッと驚かせるような商品をこれから作っていく気持ちの表れです。

 

裏面は

ウルヴァリンのピッグスウェード

こちらはニューバランスのスニーカーに使われるような素材。
靴の表面に使う素材を、裏面に使用。
ってだけでも贅沢なのに、これまたしっとりした質感は表面に勝るとも劣らない。
表と裏の革を変えたのは、表面はマウスの滑りを重視、裏面は滑り止めを重視。
なんてより使いやすくするために思考を凝らしていただいた一品。

しかもどちらの革も驚きの厚み

まあ写真じゃ分からないかもしれませんが、とにかく見たことないくらい分厚い。
ワタクシも詳しくは知りませんが、革は厚いモノほど希少価値が高いことくらいは分かります。
マウスパッドをずーっと両面、両手で触ってて仕事になりませんわ♡

 

最後に

もちろん技術も凄いんです。
見てください!この縫い目の正確なピッチ。
こちらミシンじゃなくて、手縫いですからね。
ハンコもそうですが、本当に腕の良い職人さんは、まるで機械を使ったかのように正確に作れる。
しかも機械以上の素材によって適宜、臨機応変に変えますからね。
だから機械より良いものが作れます。

とは言え・・・

良いものは理屈じゃなく良い!

今回のマウスパッドを見て触って、そんな言葉が思い浮かびます。
いやはや、革の話はしてもし尽くせませんな・・・
本当に革の道に進みたくなるくらい♡

 

 

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一生に一度の印章だから、確かな一本を。

太陽と海と夏があればだいたいご機嫌な三代目。 日々「印」を通して、誰かの価値がちょっと上がるような仕事ができたらと考えている。 手彫りの美しさに惚れ込み、ブログでその魅力や違いを発信するのがライフワーク。 書くことも話すことも好きで、気がつけば毎日ブログを更新している。 ときどき印章の話から脱線するのもお約束。 趣味は筋トレと海と長距離ドライブ。

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