印鑑の汚れの原因は朱肉
印章、綺麗に押せていますか?
買ったばかりは綺麗でも、使っているうちに不具合が生じるのはなんでもそう?
印章の場合、買った時は綺麗に押せたのに、使っているうちになんとなく写りが悪い?なんてことも。
中には買ったばかりなのに写らないなんてもありますけど、使っているうちに悪くなっている場合はお使いの環境に依存していると言えますね。
ちなみに印章が写らなくなる場合のほとんどは、汚れ。
印面にゴミが着いちゃうと、それが突起物となって正確な捺印ができなくなりますし、彫り込んだ中に埃やゴミが入り込んで埋まっちゃって、捺印に支障をきたす場合だって。
そしてその汚れが付着する一番の原因は、実は朱肉なんです。
朱肉は油を多く含んでいますから使うたびに油分が残り、それと一緒に埃やゴミなどが付着してしまいます。
日頃こまめに朱肉を拭き落としていても、頻繁に使っているとどうしても避けられないのが汚れ。
とは言えある程度のタイミングでお掃除していただくだけでも、毎回見違えるように綺麗になります。
なので、そんな方法をご紹介したいと思います。
2017年3月11日に書いたブログですが、リンク先の修正に伴い2019年10月23日にリライトしました。
汚れた印章のお掃除方法
プロセスは2つなんです。
- 詰まった汚れをかき出す
- かき出した汚れを取り除く
たったこれだけのコトなんです。
では実際の方法をご紹介したいと思います。
色々試し過去には以下のシ○チハタ製の商品もブログでご紹介しましたけど、実際使ってみても、どうにも落ちにくいんですよね。
破損のリスクを考えて最小限の抵抗にしているんでしょうけど、ブラシは擦っても綺麗に書き出せないし、粘着部分は硬くて付着しない。
なので私はこんな風にしています。
1.詰まった汚れをかき出す
これは歯ブラシが一番。
しかも柔らかめがいいです。
朱肉って固まっちゃってるんで硬いブラシでガシガシやりたくなると思うんですけど、印面を破損させてしまう恐れがあります。
そうなると思わぬ余計な出費になっちゃいますし、実印とかじゃ登録変更になりそれこそ余計な手間が掛かっちゃいますからね、無理せず柔らかいブラシで丁寧にブラッシングしてください。
一応専用のブラシもあるので、ご紹介しておきますし、鈴印でも取り扱ってますけど。
歯ブラシでも代用可能です。
2.かき出した汚れを取り除く
上の方法でまずは汚れを書き出して浮かせ、次に汚れを根こそぎ取り除きます。
方法は柔らかい粘着質のものに、直接密着させてペタペタ取り除く方法がベスト。
それに最適なのは色々試した結果、なんと練り消しゴムでした。
練り消し自体は種類がありますけど、実際に私が使ってみたのはコレ。
以下のような専用品も出てまして、使ってみたけどあまり違いはありませんでした。
使い方はこれまた簡単。
押し付けるだけです。
これが面白いように取れる。
汚れたら練り直して、何度か繰り返します。
しかも何度も使えます。
結果
ここまで綺麗になりました。
まあ実際にお使いの年月によって程度の違いはありますけど、表面の汚れが取れれば見違えるほど綺麗に写るようになりますよ。
最後に
身近な道具の応用で、案外簡単に汚れは落ちます。
また、捺印後毎回朱肉を拭き取っていただければ、今回ご紹介したお掃除方法も1年に1回もすれば十分です。
朱肉の油は想像以上に印章にダメージを与えます。
プラスチックや柘植の印章は、その油で脆くなったりもするくらいですから。
なんでもそうです。
結局こまめなお掃除が、長く綺麗に使える一番の秘訣です。
そうそう、最後に。
一緒にこちらもあると、とっても便利ですよ。
朱肉の汚れを拭き取るのには、こちらが一番最適。
印面の朱肉のみならず、持ち手の汚れなんかも綺麗になりますから。
私も毎日愛用中。
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