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仕事道具のレザーリングってなに?

2018.02.28
手彫り

鈴印としてはこれまでBLマットなどで大変お世話になっているthree2four松山氏に、この度またニューアイテムをオーダーしており、完成したので嬉しくてご紹介。

何か分かりますかね?
一見バングルっぽく見えますけど、これは指輪。
まあタイトルにも書いてありますけど♡

一般的にリングはファッション的にする場合が多いかもしれませんし、ワタクシも以前はプライベートでも愛用しておりましたが、今となっては休日は子供と遊んでばかりなので、さすがにしなくなっちゃいましたね。
とまあ余談でございましたが、実はワタクシ仕事でリングが必要なんです。
しかもレザーの。

仕事道具のレザーリング

一応こう見えてワタクシ、ハンコを彫るのが本職。
そして今回のリングは、そのハンコを彫るための道具になります。
彫るスタイルは色々職人さんによって違いますけど、ワタクシの場合こんな感じ。

左手で印材を挟んだ棒を握って親指を支点にし、右手の刃物で彫っていきます。
でね、この刃物の支点になっている親指の部分が、むき出しのままだと痛くなっちゃうんですよ。
特に硬い象牙なんかだと1本持たないんですね。
なのでその部分に革を巻いて彫っている。

これまでも様々な革を試していましたが、その辺にある薄っぺらな牛革だとどれだけしっかり縫ってあっても数ヶ月でボロボロ。
まあそれだけ大きな負荷がかかっているワケなんですが。
そして長年愛用していたのが、革の中でも最強の鹿革。
もちろん10年近く使っている今でも全く問題なく使えていますけど、ふとした時に松山さんの手を見ると、ちょっと変わった位置に金属リングをされていたんですね。
伺うとやはり糸を使って革に縫い込む際に同じように負荷がかかるんで、リングをして力を入れやすくされているそうで、どうせならカッコよく。
「じゃあワタクシも♡」

またしてもそんな軽いノリで依頼。
ただワタクシの場合金属だと滑ってコントロールできなくなっちゃうんでレザーで。
使い方と指のサイズだけお伝えし、あとはいつも通り全ておまかせ。
また丸投げ♡

完成度の高さにほれぼれ

なんか注文の際に糸で寸法を軽く測っただけなのに、寸分狂わぬサイズにまず驚き。
革も色々試行錯誤していただきましたが、現在ワタクシが最も惚れている黒桟革の極をチョイスしていただきました。
この表面のシボ感がなんともたまらない。しかも分厚い部分を使用していただき耐久性も抜群。
下の画像を見ていただくと分かりますが、重なる部分を丁寧にすいていただき一周どこも同じ厚み。
そして縫われる糸も、これまた最強のシニュー糸。
このコンビネーションなら、この先一生使ってもヘタらなそう。

これからガンガン刃物を当てるようになりますからね、使うほどにその部分が刃物の位置がピタッと決まったり、また表面の漆が多少剥がれたりと徐々にワタクシの使い方に馴染んできます。
その辺の経年変化も良い革の楽しみでもあったりします。

最後に

もう1つ松山さんから驚きのご報告が。
人って親指の第二関節部分と、人差し指の第三関節部分がほぼ同じ太さなんだそうです。
分厚い革をずっと親指にしているのは、普段に仕事には少々邪魔になりがちですので「普段は人差し指にして彫る時だけ親指にされては?」とのご提案。

試しにしてみると・・・

本当だ!

アクセサリーっぽく見せて実は仕事道具。
そんな遊び心のご提案は、職人心、男心をくすぐります。

ただ言われた品を作るだけじゃなく、それをもう一歩超えたご提案が松山さんの魅力。
だからまたお願いしたくなっちゃうんですよね!

ま、そんなワケで次のアレもよろしくお願いします♡
無限ループは終わらず♡

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一刀一刀に込められた技術と想いを、動画でご覧ください。
鈴印の「手彫り全行程」完全収録。

太陽と海と夏があればだいたいご機嫌な三代目。 日々「印」を通して、誰かの価値がちょっと上がるような仕事ができたらと考えている。 手彫りの美しさに惚れ込み、ブログでその魅力や違いを発信するのがライフワーク。 書くことも話すことも好きで、気がつけば毎日ブログを更新している。 ときどき印章の話から脱線するのもお約束。 趣味は筋トレと海と長距離ドライブ。

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