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「事」の細部にも神は宿る

2014.07.04
CUSTOMERS VIOCE

先日お客様から貴重なお話を頂きました。

非常に興味深い内容でしたので、ご紹介致します。

そのお客様は創業されるため、鈴印において大変立派な法人用実印をご注文頂きました。

普段お気軽にお求め頂ける品ではございませんので、なんとなくその理由を伺ってみました。

するとこんなお話を頂く事ができました。

 

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実は私は今まである会社に長年勤めておりました。
この度ようやく独立の目処が立ち、創業することになりました。
これには以前勤めておりました会社のおかげと言っても過言ではありません。
なので感謝の想いは尽きません。

そして自分が独立する際は、しっかりした実印を作ろうと考えておりました。

っていうのも、こんな事を言ってはなんなんですが・・・

前社の創業者の社長さんは、とても印鑑を大切にされていた方だったんです。
そして事業もひたすら上向きでした。

しかしその創業者の社長さんが退き、後を継いだ方が印鑑に想いがなかった。
「別にはんこなんてなんでもいいんでしょ?」って。
なので代表者変更に伴う代表印の変更の際、三文判で登録されたんです。

私は正直びっくりしましたよ。
え??それでいいんですか?
それで大丈夫ですか?

すると、と言っては申し訳ないんですが、やはり徐々にお取引先も減り業績も下がり続け、決して元に戻ることはありませんでした。

そして次にその後を継がれた方がこれではイカンと新たにちゃんとした実印を作り直し、不思議とそれからまた業績も回復しだしたんです。

やはり会社の実印は会社の顔ですからね。
それがあまりにお粗末ですと、やはり信用をなくしてしまいますからね。

結局、印鑑で代表者の「志」を見透かされてしまうんだと思います。
そういう細部に神は宿るものですから・・・

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スティーブジョブズ
神は細部に宿る

確かAppleの故スティーブ・ジョブズ氏もおっしゃっていましたね。

人と人とが関わって初めて事業が成り立ちます。

相手に対して失礼があってはいけない、そんな想いがきっと細部に見え隠れしてしまうのでしょうね。
「物」だけでなく「事」

その細部にもきっと神は宿るのでしょう。

 

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太陽と海と夏があればだいたいご機嫌な三代目。 日々「印」を通して、誰かの価値がちょっと上がるような仕事ができたらと考えている。 手彫りの美しさに惚れ込み、ブログでその魅力や違いを発信するのがライフワーク。 書くことも話すことも好きで、気がつけば毎日ブログを更新している。 ときどき印章の話から脱線するのもお約束。 趣味は筋トレと海と長距離ドライブ。

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