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象牙の材料の買い取りって鈴印さんで対応してもらえないんですか?

2013.10.21
印鑑の物話

こちらもお客様からよくお問い合わせ頂く内容です。


「象牙って高価じゃないですか?家の祖父が使ってた象牙の材料があるんですが、その使わなくなった材料の買い取りってして頂けないんですか?」



そんな時はこのようにご返答させて頂いております。

「誠に申し訳ないのですが、象牙の材料は販売ルートも含めて全て経済産業省によって管理されておりますので、鈴印では買い取りのご対応は致しかねます。
ただ、象牙は貴重な材料になりますので、彫り直してどなたかご家族の方にお使い頂く方法をおすすめしております。
またそれでもご不要な場合は、代わりに無料で奉納させて頂いております。」

 

それからこういったご質問もございます。

「象牙って今でも販売していいんですか?ワシントン条約で禁止されてるって聞いたんですけど。」


こちらの場合は

「ワシントン条約により国際取引は規制されておりますが『種の保存法』に基づいて手続きしている製品や業者なら販売する事が可能です。」







こちらは資料をご覧頂いた方が分かりやすいでしょうか

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ま、って貼っても多分読んで頂けないと思いますので♡



ざっと流れを書きますと


まずは象牙として国に登録します。

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そしてそれを取引(仕入れ・販売を含む)するには環境省・経済産業省に届け出が必要なんです。
 

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補足ですが、取引する際は事業者届出台帳ってのに全ての取引記録を記載する義務がございます。




 そして正式に認可がおりますと「特定国際種事業者」のステッカーがもらえ、それを店頭に提示します。

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その後、象牙を取引する際は全ての象牙品に製品認定シールを添付する

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そして年に1回、その台帳を経済産業省に提出するための資料が届き

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それに基づき提出するといった流れになります。




 


と、まあ結構面倒な流れなんですけどね、こういった事をきちんと対応する事によって
象牙という商品がきちんとした流れによって取引されてるって証明にもなりますし

何より、象牙をご購入頂くお客様が間違いのない商品だと安心して頂けること

それが一番大切なんではないかと思っております。 




象牙は法律によって厳しく管理されてる商品です。

ご購入の際はこのステッカーのあるきちんとした正規取扱店をおすすめ致します。

特定国際種事業者ステッカー



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太陽と海と夏があればだいたいご機嫌な三代目。 日々「印」を通して、誰かの価値がちょっと上がるような仕事ができたらと考えている。 手彫りの美しさに惚れ込み、ブログでその魅力や違いを発信するのがライフワーク。 書くことも話すことも好きで、気がつけば毎日ブログを更新している。 ときどき印章の話から脱線するのもお約束。 趣味は筋トレと海と長距離ドライブ。

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