子供の靴こそスペシャリストに診てもらいたい!
昨日は休みを利用して、東京まで子供の靴を作りに行って参りました。
って書くと「なんて贅沢な!」って思われる方も多いと思うんですが、ちゃんと理由があっての事なのです。
ワタクシ色々こだわりはありますが、「靴」に関しては特別な想いがございます。
それは決して高価なブランド品が欲しいってワケじゃなくて、足にちゃんとフィットした物が欲しいって事なのです。
サイズが小さいと当たって靴擦れを起こしますし、大きいと中で足が動いて疲れます。
お店によってはちょうどいいサイズが在庫にないと、とりあえず大きい靴でインソールを入れてごまかすって薦め方をされてしまいます。
その場合は大変申し訳ないのですが、絶対購入致しません。
そんなワケで靴(特にフォーマルシューズ)はほとんどオーダー品を購入しております。
それ位靴は大切だと考えておりますので、特に成長過程の子供の靴はしっかりしたモノを履かせたいなって思うワケなのです。
で、歩く様になってからずっとお願いしているのが、ご縁あってお世話になっている東京の寺杣(てらそま)さんって子供靴の専門家の方なんです。
寺杣さん曰く、子供の足は最初軟骨で、3〜4歳でかかとがしっかり形成され土踏まずが発達しだす。
そしてそれまでは神経もまだ未発達で、自分の意思ではキツいとかここが当たるとかなかなかしっかり表現できないんだそうです。
そして7歳までが最も骨の形成に重要な時期。
だからその間にしっかりとサイズが合った靴を履かせた方が、扁平足や外反母趾を防止したり指の形を変形させにくくしたりする効果があるんですってね!
ものすごい勢いで足が大きくなりますからね、ヘタすると3ヶ月で履けなくなります。
それに数万円は決して安くはありませんが、しっかりした土台である「足」をきちんと育てるためには必要な投資と考えます。
そして私はやはり人に惹かれます。
この寺杣さん、知れば知るほどに凄い方で、本屋さんに並ぶ有名な靴の雑誌で足の診断士という観点から、ヨーロッパの有名ブランド靴から、どれが日本人に合うのか等のレビューを書かれているんだそうです。
昨日はひょんなことから「鈴木さんの足も計ってみます?」って事になり色々調べて頂きました。
結論:かなりのO脚。扁平足の傾向もあり、本来アーチを描くはずの足の平の中心が下がっている。
要するに「もっと歩きましょう!」との診断を頂きました。
色々お尋ねしますと、走っていて膝の外側が痛くなるのはO脚の特徴。
つまり内転筋に比べて外側の筋肉が発達するため、外側にだけ負担が掛かり痛くなるんだそうです。
対処法として、外に足を広げる正座つまり女の子座りを練習して膝の関節を内側に修正する(O脚は女の子座りができない)
膝の間にボールをはさんで立ち、内転筋を鍛えるトレーニングをするとO脚の改善になり、長距離走っても膝が痛まない足になるんだそうですね!
それだけ専門的な知識をもたれた方に自分の子供の足を診て頂けているのは何より安心です。
ちなみに我が子は、平均より関節が柔らかいため足首がまだまだ弱いんだそうです。
だから足首まで固定できるミドルカットの革靴がオススメ。
約半年履いて、こんな感じです
かなりいい味出してて私が欲しいくらい!
とまあ、色々言っておりますが、結局原点はここに至る気がします。
自分の幼い記憶を思い出しますと確か、4歳で「革靴が欲しい」って思うが当然買ってもらえず 、中学生になって足のサイズが固まってから初めて買ってもらえた革靴を物凄く磨いて大切に履いていた覚えがあります。
なかなかないんですよね、子供の革靴って。
結局やっぱどっかで受け継いで貰いたいって思うんですかね?
自分の趣味嗜好を!
ま、改めてその道のスペシャリストの圧倒的な凄さを体験させて頂いた貴重な休日になりました。