もうすぐ6月
6月といえば結婚式のシーズンですよね!
結婚式最大の難関と言えば、そう!
ご祝儀袋の名前☆
もちろん必ず手書きじゃなきゃいけないってワケじゃないですからね。
アチコチで受付とかやっておりますと、今はゴム印を押されてる方も非常に多いです。
鈴印でも非常にご注文の多い商品でもございますし。
でもまだまだご自身の手書きで書かれる方もいらっしゃいます。
ちなみにワタクシは全部その都度書いております。
でね、色々試してみて一番書きやすい方法をご紹介したいと思うんです。
手書きで書く場合は文字の云々は置いといて、一番困るのがあれじゃないっすか?
文字のにじみ
ご祝儀袋って和紙ですからね、水分が多いとその水を吸ってにじんじゃうんですよね〜
だから筆ペンはNGっすね!
やっぱ筆と墨ってのが一番書きやすいです。
それこそ高価な墨は必要ありませんので、1本墨汁を買いましょう。
でもね、それだけですとやっぱ水分が多めで多少滲みますし、何よりちょっと薄いんですよ、色が。
なのでね、ここで人手間
墨を使います。
これをですね
墨汁につけちゃいましょう!
そしてそれを伸ばします。
5〜6回ぬりぬりすれば十分!
墨の「にかわ」がいい感じに混ざって、粘りと濃さが増して、これだけですげー書きやすくなります!
※書道を習われた方は、墨を水につけて延々と濃さを調整なんて教わったと思いますが、それだとめっちゃ時間掛かるんで、この方法が一番簡単です。
そして
この多少どろっとした墨で書きます。
濃すぎて文字がかすれる時は、筆先を2〜3回墨汁につけて薄めればオッケー!
そうしますと
書きやす〜い!
墨汁も墨もそれほどいいやつじゃなくても問題ないっす!
ただし、筆はある程度ちゃんとしたモノの方が芯がしっかりしてる感じで書きやすいです。
安い筆は穂先がすぐばらけて物凄く書きにくいです。
ちなみにワタクシが愛用しておりますのは
写巻(しゃかん)
ま、色々使い比べたワケじゃなくて、職人時代に先輩から薦められそのままずっと使ってるだけなんですが、張りがあって使いやすいです。
せっかくのお祝い事ですからね、どうせ手書きって手間を掛けるなら、更にちょいと一手間増やして気持ちをこめる方がいいんじゃないかな〜なんて思います。
そんな一手間が「粋」なんじゃないかなと!
ちなみに明日は仏の方の、淡墨の簡単な書き方をご紹介したいと思います。