先日お誘いいただき、遠征というか、合宿というか、ワーケーションに参加してきました。
話には聞いていました。
より開放的な環境に身を置くことで、いつもと違う仕事が捗ると。
改めて言葉の意味を調べてみると、国土交通省観光庁のサイトに辿り着きました。
ワーケーションとは?
Work(仕事)とVacation(休暇)を組み合わせた造語。テレワーク等を活用し、普段の職場や自宅とは異なる場所で仕事をしつつ、自分の時間も過ごすことです。余暇主体と仕事主体の2つのパターンがあります。
観光庁のサイトより
今回はその中でも、仕事主体のワーケーションに行ってきました。
ワーケーションに行ってきました
まず結論から申し上げますと、想像以上に良かった!
今回は万座温泉に泊まり、上の写真は草津高原のスカイカフェからの写真です。
ざっくりとどんなことを行なったか?とその効果を書いてみます。
【ワーケーションで行ったこと】
・第二領域の仕事(緊急重要マトリックスでの緊急ではないが重要な仕事)
・オリエンテーション形式(制限時間と内容を互いに発表して臨む)
【ワーケーションの効果】
・半年以上ストップしていた仕事が全部終わった
・重い仕事の最初のスタートができた
私自身、今回いくつかのコンテンツを用意して臨みました。
最初はその中から気分に応じて好きなことやればいいと。
ちなみにコンテンツは、ざっくりこんな内容でした。
- 今後の事業の柱
- 年間計画
- 急ぎ対応の詳細取り決め
- 広告の出し方
- 社内ルールの取り決め
- カタログ制作
まあ現地に着いたら気分が変わって、大変な仕事も捗るのか?なんて悠長に構えておりました。
道中のお昼にビールをいただき、気分は旅行。
すると思っている以上に、日頃は思考が狭くなっていることに気付かされます。
やっぱ普段は常に時間に追われてますからね。
いかに早くこなすか?や、いかに問題が起こらないように?に意識が行っているため、速度と正確性を意識していることに気づいたんです。
つまり大きな視点でゆっくりと考えることができない。
当然途中で違う要件が入り、予定通り進むことなんてほとんどないですから余計です。
それが目の前のタスクが消えるだけで、ここまで余裕を持った気持ちで臨めるとは・・・驚きでした。
車を止めるとガスでやばいなんて非日常の空間に身を置くと、細かいことが本当どうでもよくなってきます。
しかも今回はご提案でオリエンテーション形式。
つまり時間内に自分がやることを宣言してから臨みます。
すると宣言する時点で、緩い提案ができないんですよ。
だから頑張って見えるよう、最初の方により重い仕事を突っ込みます。
本当小さい人間です♡
結果は前述した通りで、持ち込んだタスクのほとんどが片付きました。
1つだけ終わらなかったのはカタログ制作でした。
10年以上前から、WEBだけでなく店頭用にも充実した商品カタログを作ろうと考えていました。
でもこれがなかなか進まない。
どんなサイズにするのか?レイアウトはどうするか?製本の形式はどうするか?何部刷るか?価格が違ったらどうするか?
決めることが膨大すぎて、なかなか取り掛れなかったんです。
それが上記の問題を全て解決させる方法を思いつき、最初の2ページを作ることができました。
あとはこれをテンプレートとして、すでにWEBで公開している素材を流し込むことで完了です。
つまりカタログを作りにあたって、考えて決めることが終わって、あとは作業だけになりました。
これなら隙間時間で終わらせることができます。
想像以上の充実した時間に、一番驚いたのは自分自身でした。
最後に
こんな景色を見ながらの仕事に、あえて向き不向きを挙げるとすればこんな感じになろうかと思います。
ワーケーションに向いていない:作業系(カタログ制作)
ワーケーションに向いている:想像系(事業計画)
正確さを求めるなら自分の仕事場でやった方が全然いいです。
それよりも例えばカタログの構成など、どんな仕様に刷るか?などの考える系は良かった。
欲や雑音が消えるので、スッと決断ができます。
事業計画なんか本当に向いてますよね。
高い視点で果てしない世界を見ているからこそ、大きな夢が描けます。
実際スカイカフェではパソコン持っていくの忘れてiPhoneだけの時間でしたが^^;
壮大な夢を残すのに、長文の入力は不要で、iPhoneのメモで事足りました。
日々の業務に行き詰まりを感じたら、またやってみたいと心の底から思いました。
やはり経営者が夢を描けなければ、会社はこじんまりとしちゃいますからね。
なんて言い訳をしつつ、会社を抜けている罪悪感も作業を加速させた要因になったのかもしれませんね♡