ハンコを押すコトって面倒でしょうかね?
みなさんどうなんでしょう?
ちなみに私は人生の中でもそう何度もない実印を押す機会は、晴れやかで誇らしい気持ちでいっぱいです。
もちろん役所とかで押す認印はめんどくさいな〜とは思いますよ。
最近はかなり減りましたけど、認印忘れてまた戻るとか、しょちゅう。
仕事柄三文判は、100円でももったいないですからね♡
とは言え実印は別格です!
日頃捺印の大切さをみなさんに語ってるっていう面もありますけど、それより私自身が最上級の象牙やチタンを使ってますからね。
自慢したい気持ちもちょっとありますし(笑)ようやく押す機会ができた!ようやく夢にまで見た契約の時が来た!なんて妙にテンションがすっごく上がります。
なので営業をなさってるみなさんに是非ともお願いしたいコトがあります。
捺印はご自身が基本です
えっ?当たり前じゃん?
って思った方、失礼しました。それが正解です。
あえてブログに書くには実は良くも悪くも、こんな傾向がある気がしたんです・・・
できる営業マンほど、お客様の負担を減らす
もちろん素晴らしいコトですよ。でもそれが時と場合によっては仇になる可能性もあります。
つまりこういうコトです。
契約書って内容にもよりますが、自署を求める箇所以外は基本的に本人自筆じゃなくてもいいんですよね。
ちなみにそれを敢えて書かせるのは、私は責任の分散だと考えております。
話を戻すと、気が利く営業マンの方々はお客様の負担を減らすために、お客様が書く必要のない箇所はお断りされた上で代行される場合が多いですね。
実際それって、私はありがたいと思います。だって何回も何回も住所とか名前書くの面倒ですモン。
あまりに書類が多いと「それはそっちの都合じゃね?」なんて思っちゃいますから、自署を求められる部分以外は書いてもらえるとありがたいですね。
では捺印はどうでしょう?
上に書いた署名と一緒で、自署名部分ではないのでモチロン代行はオッケーです。
日本は代行を可能とするために「印鑑」という法律があるから、代行する事は問題ありません。
ただしお客様に確認はお願いします。
っていうのは、希に理由を告げずに「実印を貸してください」って、勝手に押しちゃう方がいらっしゃるんですね。
これはサービスにはなりません。
なぜなら捺印はご自身の意思の証明だからです。
ご自身の意思の証明だから、ご自身で押すコトが基本なんです。
それを勝手に押してしまうってコトが問題なのは、ここまでを理解すればよく分かると思います。
捺印はご自身の意思の証明です
ここの部分を誤解されてる方が多いので、改めて書きます。
その誤解とは、捺印の意味を「本人確認」と混同されてる場合が多いんですよ。
例を挙げると契約の時に「なんで免許証を提示してるのに、ハンコ押さなきゃいけないの?」って場合です。
これって「免許証=本人確認」ですが、「捺印=本人確認」×ではなく、「捺印=意思の証明」〇なんです。
分かりにくいかな?
つまり捺印って行為は「この書類に書いてあるコトを全部認めました」っていう意思の証明なんです!
だから契約内容を全部読んでようが読んでなかろうが、担当の方から説明があろうがなかろうが、ハンコを押した時点で全て認めた、つまり責任が発生するってコトなんです。
ここまで考えるとよく分かりますよね?つまり捺印って行為はとっても怖い行為なんです。
まとめ
捺印という行為は「その書類に関する全てを認めた」っていう、ご自身の意思の証明です。
だから私は必ず自分で押します。
もちろん上にも書いたように、担当の方が代行することは何ら問題はありません。
ただし「こちらに実印が必要なので、代わりに押してもよろしいでしょうか?」の一言を必ず添えて下さい。
相手に意味と目的を告げた上でどうするか、最終的な判断はお客様に委ねられますから。
とは言え、特に不自由がなければ私はご自身で捺印されるコトを願います。
だってご本人からしたら、委ねてしまったら後々後悔した時にはもう手遅れですからね。それがかえってトラブルの原因にもなったりします。
やはり自分で実印を押す瞬間は緊張感と責任感を伴います。良くも悪くもそれで決まりですから。
本当に押していいのか?やっぱ辞めようか?
そのぎりぎりの瞬間的な判断は、ご自身で押してみないと感じられません。
だからこそご自身に委ねてもらいたいですね。
だってそのお客様にとっての捺印は、一生の内に何回かしかない飛びっ切り貴重な場面での主役になれる瞬間なのですから。
実印は主役にしか押せないんですから。