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印鑑の材質の特徴と保管方法

2021.10.26
メンテナンス方法を知りたい

印鑑の材質には様々な種類があり、どれを選べば良いのか迷ってしまう方も多いかもしれません。
でもご安心ください。
鈴印では長年の経験を活かし、手彫りを通して各素材の特性を把握してきました。ここでは、それぞれの素材について分かりやすくご紹介していきます。

木材の特徴

柘植(つげ)

柘植印材

【特徴】
木の温もりが感じられ、使うほどに色合いが変化。非常に硬く彫刻にも適し、最も身近な印材です。

【鈴印品質】
鹿児島県産薩摩本柘植の中でも最高品質の蟹印製のみを採用。

強度:★☆☆☆☆
捺印の精度:★★★☆☆
彫刻方法:手彫り

お手入れ
朱肉は使用後すぐ拭き取ること。温湿度変化が少ない場所での保管がおすすめです。

彩樺(さいか)

彩樺印材

【特徴】
樹脂と木材を高圧で圧縮した新素材。高い強度と美しい木目が魅力。

【鈴印品質】
ギターのような風合いを厳選してセレクト。

強度:★★☆☆☆
捺印の精度:★☆☆☆☆
彫刻方法:手彫り

お手入れ
朱肉の油分が染み込む前に拭き取り、湿度変化の少ない場所で保管してください。

タンパク質材の特徴

黒水牛

黒水牛印材

【特徴】
コストパフォーマンスが良く、見た目も漆黒で高級感があります。

【鈴印品質】
繊維の安定した芯持ち材のみ使用し、凹みの心配がない良質材に限定。

強度:★★★☆☆
捺印の精度:★★★☆☆
彫刻方法:手彫り

お手入れ
虫害を防ぐため防虫剤や新聞紙を使用して保管してください。

牛角(うしのつの)

牛角印材

【特徴】
飴色の美しさが魅力で女性人気も高く、高品質な天然材。

【鈴印品質】
芯持ちかつ高級感のあるクリーム色を厳選。

強度:★★★☆☆
捺印の精度:★★★★☆
彫刻方法:手彫り

お手入れ
黒水牛と同様、防虫対策を行いましょう。

カルシウム材の特徴

象牙

象牙印材

【特徴】
美しさ、耐久性、捺印精度すべてに優れた最高級印材。朱肉を吸収して押しやすくなります。

【鈴印品質】
トップ5ランクに限定し、初代からの目利きと国内最高峰の職人と提携。

強度:★★★★☆
捺印の精度:★★★★★
彫刻方法:手彫り

お手入れ
朱肉の染み込みを防ぐため使用後はすぐに拭き取り、暗所で保管してください。

マッコウクジラ

マッコウクジラ印材

【特徴】
象牙を凌ぐ硬さを持つ極めて希少な印材。彫刻が難しく職人泣かせ。

【鈴印品質】
市場にほぼ流通しないため在庫があること自体が価値。現品限り。

強度:★★★★★
捺印の精度:★★★★★
彫刻方法:手彫り

お手入れ
象牙同様、朱肉を拭き取り暗所保管が基本です。

新素材の特徴

チタン

チタン印材

【特徴】
金属ならではの重厚感と高級感。錆びず変形せず捺印も非常にしやすい。

【鈴印品質】
純度99%以上の純チタン。手書き判下でデザインし、唯一無二を実現。

強度:★★★★★
捺印の精度:★★★★★
彫刻方法:機械彫り(手書き判下)

お手入れ
基本的にメンテナンス不要。歯ブラシやメガネ拭きでの手入れで十分です。

カーボン

カーボン印材

【特徴】
軽くて強く、精密機器にも使われるハイエンド素材。男性人気が高い。

【鈴印品質】
CFRP製法で本物のカーボンを採用。見た目も強度も圧倒的な品質。

強度:★★★★★
捺印の精度:★★☆☆☆
彫刻方法:手彫り

お手入れ
水洗いで艶が復活。特別な手入れは不要です。

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太陽と海と夏があればだいたいご機嫌な三代目。 日々「印」を通して、誰かの価値がちょっと上がるような仕事ができたらと考えている。 手彫りの美しさに惚れ込み、ブログでその魅力や違いを発信するのがライフワーク。 書くことも話すことも好きで、気がつけば毎日ブログを更新している。 ときどき印章の話から脱線するのもお約束。 趣味は筋トレと海と長距離ドライブ。

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