先日は勝手知ったる友人たちとの集まりでした。
いずれも共通していたのは、自社のロゴマークをカケラデザインさんにお願いしていた点。
なので話題もついついそんな内容になりがちです。
今調べたら、鈴印の現在のロゴマークが完成してからちょうど10年になるんですね。
せっかくですから当時の想いと10年後をまとめてみたいと思います。
鈴印のロゴマークへの想い
今でも店頭の一番目立つところに飾っているこのポスター。
なぜならこれこそ鈴印のアイコンと考えているからに他なりません。
実はこの1枚には長い歴史が凝縮されています。
まず創業の社名「有限会社鈴木印舗」を、祖父が手書きで書いていました。
そこに「印」の筆文字を落款を、親父が手がける。
私のやったことといえば、株式会社に変更する際「株式」をそれに似せて作って、「木」と「舗」を取ったただけです。
そこにカケラデザインさんの手によって「プレミアム印章専門店SUZUIN」の文字が加わりました。
当時の想い
まず第一印象は「プレミアム印章専門店とか自分で言っちゃっていいのかな?」
もちろんデザインとしては素晴らしく「なんだこの新しさは?」だったんですが、このテキストが非常に重みにもなっていたんですね。
でもなんでしょう。
「10年後に、このロゴに見合うお店になっていたい」そんな気持ちの昂りも同時に感じることができました。
そしてこのポスターを見て最初に感じたこと。
古いものに新しいものが加わると新しく見える
これが今でもずっと根っこになっています。
当時は全て筆文字だけのロゴでした。
そのため重さや多少の古さがあったのも否めません。
ところがですよ、そこに新しい「プレミアム印章専門店SUZUIN」の文字が加わるだけで新しさが際立ったのです。
もちろんレウアウトとかも一因ではあると思いますが、この「古い+新しい=新しい」はかなり衝撃的でもありました。
印章という古くからあるアイテムです。
でもそこにどんどん新しさと足していくと、どんどん最新のものにアップデートされるわけです。
まあ私自身が新しいもの好きという嗜好もあって、気がつけば次から次へと「新」を注入し続けた10年でした。
10年後の想い
率直に言って、まだまだなんですよね。
気がつけば当時よりも、確かにその方向に向かってきたことは事実です。
ところが「プレミアム印章店」にはまだ全然到達していないんですよ。
一番には私が歳を重ねて、当時の勢いが失速しているのも大きな要因だと思います。
新しいものを投入するのが楽しくて仕方なかったあの頃と比べると、やはり面倒さが時折顔を出します。
一方でまだ到達していないということは、当時掲げた目標までにやることがたくさんあると言い換えることもできます。
もっと新しさを投入していきたい。
みなさんから見て、より魅力的な鈴印になれるように。
最後に
改めて振り返るって大切ですね。
日々の仕事に忙殺される中、一旦区切ることで次への展開が見えてきます。
今ある新しい点を早く形にしましょう。
さっ、また忙しくなりそうです。